慶應義塾大学キリスト教青年会館(YMCAチャペル)

c0094541_13223998.jpg
 横浜の港北区役所が主催する「港北OPEN! HERITAGE」という一般公開が、1012年12月8日に催され、その中にヴォーリズ設計の慶應のYMCAチャペルが含まれているのをネット情報で知り、観光を兼ねて横浜に行きました。

 慶應義塾日吉キャンパスの南の端にひっそりと建つ小さなチャペル。解説書によると慶應義塾基督教青年会の創立者の一人だった、元大丸社長の里見淳吉氏らの寄付によって1937(昭和12)年6月に着工し、10月に竣工・献堂式が行われたとあります。大丸との関係が深く、自身がYMCAの活動に熱心だったことが、この建物の設計をするきっかけであったことは間違いないでしょう。慶應は基督教大学ではないので、チャペルがあるのは例がないそうです。

 教会堂はいたって小ぶりでシンプル。外壁は白いモルタル仕上げ、対照的な赤い鉄板葺きの屋根に十字架を立てた尖塔が特徴です。内部も装飾のない簡素な設計で、教壇のある会堂と入口背後にある会員の部屋の二部屋になっていました。屋根の支え構造もシンプルなトラス梁。外観はほぼ創建時の状態を保っているそうです。横浜市内に現存するヴォーリズ建築は、これと横浜共立学園本校舎のみです。横浜市登録歴史的建造物の木造平屋建て。

慶應義塾大学キリスト教青年会館(YMCAチャペル)
1937(昭和12)年
横浜市登録歴史的建造物
横浜市港北区日吉4-1-2
撮影 : 2012.12.8
c0094541_1328345.jpg
c0094541_13284563.jpg
c0094541_13285758.jpg
c0094541_1329619.jpg
c0094541_13291585.jpg
c0094541_13292490.jpg
c0094541_13293393.jpg
c0094541_1329423.jpg
c0094541_13295042.jpg
c0094541_13295960.jpg
c0094541_13301881.jpg
c0094541_13302791.jpg
c0094541_1330367.jpg
c0094541_13304699.jpg
c0094541_13305855.jpg
c0094541_1331741.jpg
 正面からはイチョウの木の影になって見えませんが、反対側に廻ると尖塔と赤い屋根がよく見えます。
c0094541_13313839.jpg
c0094541_13315040.jpg
 日吉駅からすぐに校門。緩やかな坂にある美しいイチョウ並木の紅葉は、見頃を少し過ぎたようで、落ち葉が道に舞っていました。
[PR]
by gipsymania | 2012-12-10 13:34 | 建築


<< 富久邸 Gitano Family J... >>