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浮田山荘

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 7年前は発見できなかった旧ヴォーリズ山荘。軽井沢在住のケムリさんから頂いた写真を紹介しましたが、今回は自力で見つけました。細い山道の奥にあって、もう先には家などなさそうな山道をさらに進んだところにありました。

 ヴォーリズが軽井沢で夏の避暑に集まる外国人牧師との交流の拠点として建てた山荘。ヴォーリズは、ここ軽井沢にも設計事務所を作り、昼間はいわゆる営業活動をしながら、設計業務を行い、夜はこの山荘で休んでいたと思われます。軽井沢のみならず、全国に教会や牧師館を建てた源泉は軽井沢での活動があったからでしょう。

 「九尺二間」と称する、最小限の空間に快適で健康的な住まいを目指した、実験的な住宅として有名です。ここでも妻面に浅間石積みの煙突を配する軽井沢らしい雰囲気いっぱいの山荘。ヴォーリズの後に洋画家の浮田克躬氏の所有となり、現在も浮田家に使い続けられています。木造平屋建て。

浮田山荘
旧ヴォーリズ山荘 1922(大正11)年
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢
撮影 : 2013.10.8
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前の小道の状態を見ると自転車は走りづらいです。したがって、この家から旧軽井沢の中心にあった事務所までは歩いて通っていたのでしょう。こんな森の奥なので、夜道は淋しいでしょうし、それ以前に夜中は住むこと自体が怖そうです。
by gipsymania | 2013-11-16 10:59 | 建築


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