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京都の東華菜館

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 京都四条大橋のたもと、鴨川沿いに建つ中華料理店。元々矢尾政レストランという西洋料理店だったそうです。ヴォーリズでは珍しいスペイン・バロック様式を採用しており、いたるところに微笑みたくなるような装飾がちりばめられています。

東華菜館
旧 矢尾政レストラン 1926(大正15)年
京都市下京区四条大橋西詰
撮影 2006.5.21,6.24 & 7.29
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今年の夏は3回京都の散策をしました。歩き疲れると最後にここ東華菜館で一休みというのが定番になってしまいました。夏はビアガーデンもあるのです。
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 鴨川沿いの川床からの眺めです。装飾が一杯。
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 夕暮れになると更にいい雰囲気になりました。ここでビールの大ジョッキと春巻きを食べるのが定番です。春巻きは皮が柔らかめで卵が多めに使われてる感じがしました。美味しい。お気に入りです。
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 有名なエントランスのファサード。凝ってますねぇ。教会のようなシンプルな建物とこのような過剰といえるほどの装飾の対比。とても同じ設計者の作品とは思えませんが、彼は建物の目的と立地環境に適応する柔軟な発想があるのですね。
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 中に入ってエントランスを振り向いたところ。
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 同じく入ってすぐのところに蛸がいます。
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 レトロな手動式エレベータが今も活躍中。
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 2階へ登る階段。特徴ある壁窓の装飾。
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 階段から2階を望む。
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 2階の奥にはこんな調度品がありました。
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 個室の入り口です。調度品と同じ意匠が使われています。
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 階段踊り場。
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 大きな宴会場。
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 これはまた別の宴会場です。
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 エレベータを5階で降りればそこは屋上テラスになっていて、やはりビヤガーデンでした。
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 テラスからの眺め。大きなベイス(飾り壷)がヴォーリズらしい。鴨川の向こうに見えるのはレストラン菊水のビルです。上田工務店の設計・施工、1926年完工の登録有形文化財。
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 東華菜館の個室から南座を望みます。歌舞伎場である南座も古く、1929年、。白波瀬直次郎の設計。これも登録有形文化財です。
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 テラスから短い階段を登ると一段高い屋上。ランドマークの塔には給水タンクなどが入っているとか。
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 屋上には物置のようなものがありますが、これもヴォーリズらしいデザインです。ヴォーリズは他にはレストランは手がけていないようなので、この建物に対する思い入れを感じます。素晴らしい。

Pe's Poem 「Bon Voyage」

  巨大なビルの迷路を縫って
  ネコの目かすめて駆け抜けた
c0094541_1626392.jpg  ビルの管理人は居眠りしてる
  エレベーターは停止してる
  地上14階まで行かなくちゃ
  1階・2階・3階・4階は一気に
  振り返らず 振り切って
  5階・・6階・・7階・・8階・・・
  ペースダウン 引力に負けて
  9階でひと休み
  ビルの内部はc0094541_1627068.jpg
  だれもいない
  明るい 海の底
  現れては消える砂の紋
  静かで懐かしい 光が揺れる
  だれもしらない
  ちょっと笑って goodbye
  引力圏をダッシュで脱出
  10階からはまっしぐら11 12 13
  地上14階にあるc0094541_16271541.jpg
  だれも乗らない舟
  忘れられた舟 Oh!Santa Maria
  位置を占めて櫂をとる
  きゅるきゅるきゅるるる
  思いきり大きく響け
  頭上にはガラス張りの屋根
  その向こうには大都会の夜空
  その向こうの向こうへ
  きゅるるるるるるるるるるるる
  耳の中いっぱいにインパルス
  大音響の大爆発c0094541_16273891.jpg
  ガラスが噴水のように舞い上がる
  いつのまにか
  舟は宙に飛び出した
  漕いで漕いで漕いで
  下界ではビルが壊れ 波打つドミノ
  隣の隣の隣のビルもビルもビルも壊れ
  ネコが騒ぐ ショート寸前
  街が壊れ
  ネコのチップが弾け飛ぶ
  大都会が壊れ
  音もなく沈んでゆく
  光の飛沫の間歇泉が
  いつまでもいつまでもc0094541_16275482.jpg
  終わりのない花火
  だれもしらない
  ちょっと笑って goodbye
  夜につつまれて
  夢の夢による夢のための始まり
  頭も体も心もからっぽ
  軽快警報 ピリリと利かせ
  目は前方へ これから遭うものに憧れている
  ほら いま月が落ちていった
  もう 月もいらないね
         
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by gipsymania | 2006-09-26 15:51 | 建築


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