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大津の宮本邸

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  JR大津駅から山側に行くと高台にすぐそれと分かるヴォーリズの住宅があります。こじんまりとしていますがスパニッシュ・スタイルの好感が持てる建物でした。

宮本邸
旧 宮本文次郎邸 1930(昭和5)年
滋賀県大津市音羽台
撮影 2006.8.5
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 東側の小道を上ると玄関へ続く階段がありますが、それ以上は見えません。
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 少し上から屋根だけが見えました。傾斜の少ないスペイン風の赤い瓦葺です。
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 なんとか東側小道から撮った建物の一部。
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 北側は国道なので対面から全景が見れます。この北からと東の小道からの一部以外にはアングルはありませんでした。
大津の宮本邸_c0094541_180551.jpg
 ということで北からのショットをもう一枚。
なお、もう少し詳しい情報は、実際この家に住んだことがあるという人のHPがあります。↓
http://www.yawata48.com/news/493.htm

Pe'e Poem 「日光浴」

  すわれば研ぎ澄まされる椅子がある
  いつも空に向いて
  空と話す
  朝について昼について夜について
  空の広がりについて
大津の宮本邸_c0094541_1824659.jpg  空の滴りについて
  問はひとつ
  降りそそぐ答の中で
  血肉が溶けてゆく
  背当てにしみ木脚を伝い落ちる
  人を抜け出してあるいは人に抜け出されて
  椅子に在るのは
  骨
  小さく変色した皮膚は
  われたゴム風船
  小骨の多い身体に刺されている破片
  ああ骨が存在だったのか
  と 笑ったのは
  誰の葬列の日
  悔いも渇望も・・・・・
  焼きつくした鉄板の上で
  からからと
  ぶつかる骨の音
  無機質の安らぎ
  あの人は椅子にすわったまま
  空に晒されている
  ひとつかみの骨を残して
  吸い込まれるまで
  眼を閉じれば
  ぴちぴちと
  筋肉がもどってくる
  冬の日射しの明快性
by gipsymania | 2006-10-09 18:03 | 建築


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