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日本基督教団福島教会

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 私のヴォーリズ建築を訪ねる旅も行き易い所は行き尽し、遠方を残すだけになり、なかなか訪問する機会がないようになりました。今回は一念発起、ゴールデンウィークの休みを利用して東北まで足を伸ばしました。
 
 福島市の住宅街に残る赤煉瓦の福島教会はヴォーリズが手がけた最初の宗教建築です。アメリカの教会堂を模しているそうで、その後に東北地方に建てられた一連の日本基督教会の雛形になった教会です。
 正方形平面の礼拝部の北に内陣,南に集会室が突出していて,集会室脇に鐘楼があります。木造の軸組と煉瓦造の壁体を混合した構造で,外観も変化に富んでいます。
 中は畳座敷を設けた和洋折衷で、宮城県から大工を招いて建てたとか。完成から百年近い歴史的建築物。これまでに屋根と内壁を計四回修理したそうです。煉瓦・木造平屋建て、一部2階、銅板葺。

 2011年3月11日の東北大地震で被害を受け、取り壊されてしまいました。貴重で素晴らしいヴォーリズ建築がまたひとつ消えてしまいました。(2011.4.1)


日本基督教団福島教会 1909(明治42)年
登録有形文化財
施工 : 斎藤信吉(棟梁)
福島県福島市宮下町1-6
撮影 : 2007.4.28 & 4.29
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 南面は大きな尖塔アーチ窓を挟んで二つの小さなアーチ窓。右に1本煙突が見えます。
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 シンボリックな鐘楼。ここには日露戦争の戦利品を潰した砲金から作られた「作新人」という鐘があり、この日も礼拝前にその音色を響かせていました。
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 北面は聖壇の裏側になります。こちらにも煙突が。
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 これは東側の煙突。
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 南面の尖塔アーチ窓。
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 同じく南面の小さなアーチ窓。
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 屋根の銅板が少し見えます。
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 エントランスポーチは西側にあります。ここから中へ。
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 玄関から入ったところ。
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 礼拝前の中の様子を少し。
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 ドアノブはヴォーリズ建築でよく見かけるクリスタルガラスでした。
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 もう少し素晴らしい礼拝堂を。
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 南側に2階に上る階段があります。
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 そして2階は畳敷きの和室です。
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 2階の和室の背面はあの南の尖塔アーチ窓の尖塔部分です。
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 2階から見た礼拝堂を。
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 福島市内に残った唯一の明治時代の煉瓦建築。この後も大切にしていきたい建物です。
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by gipsymania | 2007-05-05 16:35 | 建築


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