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お色直しされた大阪医科大付属看護学校

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 高槻市の大阪医科大付属看護学校は、昨年5月に訪問したときには改修工事が開始される直前でした。改修は2006年中に終わり、今年になれば歴史資料館として一般公開される予定と聞いていました。その後、確認のために2回行ってみました。しかしながら改修は終わっていましたが歴史資料館はまだオープンしていませんでした。
 昨年5月の改修前の状態は↓でどうぞ。
http://gipsymania.exblog.jp/4602235

大阪医科大学付属看護専門学校
旧 大阪医科大学 1930(昭和5)年
登録有形文化財
大阪府高槻市大学町2-7
撮影 2006.12.2 & 2007.4.14
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 外壁は新しく塗りなおされたようですが、以前の意匠そのままです。
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 エントランスは閉まっていて何の表示もなく、歴史博物館になっている様子はありません。
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 アーチ窓の下部に配された飾りタイル。
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 南面。この日は天気がよかったので、緑の間からいい感じに見えました。
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 南面の通用口。
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 まだ開いていないので中は見れません。南面の2階の窓越しに東の窓が見えました。
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 いつ歴史博物館がオープンするか情報がありません。待つしかないですね。

以下は昨年12月に撮ったもの。改修は終わっていますが、冬の光が弱いため、沈んだ寒そうな画像になりました。
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by gipsymania | 2007-04-19 13:54 | 建築

日本福音ルーテル熊本教会

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 熊本の中心部(水道町の交差点のそば)にあり、交通の便も良いところにある教会です。こじんまりしてビルの間に建っています。戦後のヴォーリズの教会建築に共通した、簡素ですが、優しく美しい礼拝堂です。
ちなみに先に紹介した、同じ熊本の九州学院や九州女学院もルーテル教会系で、いずれもヴォーリズが作品を残しています。

日本福音ルーテル熊本教会 1952(昭和27)年
熊本市水道町1-21
撮影 : 2007.4.1









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 向かって左に鐘楼、右が礼拝堂です。
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 礼拝堂の入り口は2階。階段を登って入ります。
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 鐘楼の上は緑色の尖塔。
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 尖塔アーチの入り口から礼拝堂へ。
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 日曜日でしたので礼拝に参加しました。バイオリンの生伴奏があました。お借りした聖書と讃美歌集には、説教に使われるページすべてに、予めしおりが挟んであり、またスクリーンを使ったプレゼンテーションも同時に見れるという荘厳な中にもてきぱきとした礼拝でした。外国人の信者の方もちらほらと。
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by gipsymania | 2007-04-16 13:41 | 建築

熊本の九州学院高等学校 ブラウン・メモリアル・チャペル

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一度は行ってみたかった九州学院高校。ヴォーリズはここには他にも図書館と体育館(1931)を建てましたが既に現存せず、一番古い講堂兼礼拝堂のみが残っています。
 この建物は学院の設立者ブラウン博士を記念して建てられたものです。鉄筋コンクリート構造平屋建て。講堂ですが、西南学院博物館と同様に教会堂建築のスタイルをとり、講壇も設けられています。また、アーケード上部にアーチの高窓、側壁には二連の半円アーチ形の窓を設けています。 外壁は白い人造石で正面の意匠に特徴が見られます。

九州学院高等学校講堂兼礼拝堂(ブラウン・メモリアル・チャペル)
1925(大正14)年
登録有形文化財
熊本市大江5-2-1
撮影 : 2007.4.1





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 チャペルの前にある石版に建物の由来が書いてありました。
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 ヴォーリズらしい正面のファサード。
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 東のテニスコートから見た側面。思ったより長大です。
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 東面の2連アーチ窓。
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 東面の北側に庇をもった通用口があります。
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 通用口を正面から。
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 北が裏側です。地球儀のような丸窓が。
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 日曜日でしたが人気がなく、ほとんどの窓は閉まっていましたが、裏面の一箇所だけ開いていました。そこから中を。
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 西へ廻ってきました。こちらは木がたくさん。
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 西面の2連アーチ窓。
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 桜が満開です。惜しむらくは小雨模様の降ったりやんだりで、もう少し日の光があったらよかったです。
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 この建物の外部を見るのはほぼ自由だと思われます。北側は通りに面していて、門はいつも開いているようです。ただ内部は一般公開されていません。これから紹介する写真はルーテル久留米教会の水原牧師に送っていただいたものです。
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 歴史を感じる建物が非常にいい状態で今も使われてるのがわかります。

Pe's Poem 「花吹雪」

  ここまで来てくれなずむ
  どこまでもかすんで
  たち揺らぐばかりのc0094541_1314354.jpg
  やまざくら 
  あさぎざくら 
  ひかんざくら
  
  花闇のあわいに
  すい込まれそうになるのは
  風のせい
  身軽だから 空っぽだから
  それとも
  傾斜する道の
  行方を見ているから
  
  なだらかに
  過ぎていく時間を待ち
  なだらかに
  待つ人を過ぎて
  きのうの場所から
  ふたたび追いかけてみる
  という
  夢の
  青い影たち  c0094541_132127.jpg
  
  手のひらにあつめて
  風にのせる
  どこまでも
  遠くはなれて
  それでもついてくる
  花宴の記憶
  
  残りの酔い
  ざわざわと醒め
  ざわざわと波だち
  闇を呼び 闇を払い
  闇を重ね 闇を散らす
  行きまどい
  わからなくなる
  
  夕暮れに
  きみは ただ
  降りしきる
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by gipsymania | 2007-04-14 13:14 | 建築

ヴォーリズの賛美歌 236番

 ヴォーリズが作詞作曲した賛美歌があるのをご存知でしょうか。236番「神の国」という曲で讃美歌集に収められています。同志社の校歌も作って今も歌われていますが、彼の多才さには脱帽します。

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賛美歌 236番 神の国

Let there be light, Load God of Hosts
William Merrell Vories 1908c0094541_106166.jpg

HEIWA
William Merrell Vories 1910

1.地の上(え)にまことの さとりはひらけて、
  ひとおばあいする おもいもさかえよ。

2.みだれしむねにも 平和をあたえて、
  むさぼるこころを 主よ、潔(きよ)めたまえ。

3.世人(よびと)のさちをも おのれのさちとし、
  たがいにたすくる こころをばたまえ。

4.いくさをなげうち、みわざにいそしみ、
  みかみのみやこを きづかしめたまえ。
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by gipsymania | 2007-04-12 10:07 | その他

近江八幡市立資料館

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 近江八幡は既に3回訪問しました。この資料館の前は何度も通ったのですが、ヴォーリズの設計とは思っていませんでしたのでほとんど通過しただけ。煙突の形はヴォーリズそのものでしたが、似たような形もあるんだなとは感じました。
 このたび koganemaru2さんから、京都新聞のHPを紹介いただき、改修をヴォーリズ建築事務所が行ったことが判明したことを知りました。あわてて少ない写真の中からアップします。
 ↓は京都新聞のHPの引用です。
 
 滋賀県近江八幡市新町2丁目の市立資料館が、米国出身の建築家W・M・ヴォーリズが携わったヴォーリズ建築だったことが、大阪芸術大の山形政昭教授(建築史)の調査で分かった。
 市立資料館は1886年に八幡警察署として建設され、1953年に大幅に改築された。その後、1974年に市立資料館として開館するまで、近江八幡警察署として使われた。
 独特の様式から、1905年に近江八幡に赴任したヴォーリズの建築ではないかと言われてきたが、はっきりとは分かっていなかった。
 ヴォーリズが創設したヴォーリズ建築事務所(大阪市)が所蔵している図面を調査していた山形教授が、近江八幡警察署の当時の呼び名「国警蒲生西地区署」と書かれた図面20枚を発見した。同事務所が改修を請け負ったことが明らかになった。
 図面によると、2階に集会室が新設されたほか、東側だけだった煙突を西側にも取り付け、左右対称に変更した。ドアノブにクリスタルガラスを用いるなど、随所に意匠を凝らしたヴォーリズ建築の特徴が見られる。
 山形教授は「戦後の建築資材入手が困難な時代にモダンで合理的に、しかも瓦ぶきで町並みに調和するよう造られており貴重だ」と話している。


近江八幡市立資料館
(旧 国警蒲生西地区署 1886(明治19)年 設計:不明)
旧 八幡警察署 1953(昭和28)年 ヴォーリズ建築事務所が改修 
滋賀県近江八幡市新町2
撮影 : 2006.9.24 & 2007.1.27
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 元は警察署なのでレトロなサイレンが屋根にあります。
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 エントランスです。私はこれがヴォーリズに関係しているとは知らなかったので、他の建物を見るために通過。妻はこの種の歴史に興味があるので中に入りました。例のクリスタルのドアノブもあるのですね。う~ん、今度は私も中を見なくては。
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 東面です。煙突や窓の意匠がヴォーリズらしいので撮影しましたが、本当にヴォーリズだったとは。
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by gipsymania | 2007-04-10 10:17 | 建築

日本獣医生命科学大学

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 JR中央線、武蔵境駅を西側に降りてすぐの所にある日本獣医生命科学大学。電車の中から赤い屋根の上にかわいい塔を乗っけた建物が見えていました。2006年にそれまでの日本獣医畜産大学から校名が変更。
 明治42年(1909)に東京市麻布区役所として建てられたものを学校が買取り、昭和12年(1937)にこの地へ移築されたらしい。その移築時の改修設計をヴォーリズ建築事務所が担当。ヴォーリズの建築リストでは「日本獣医畜産大学校舎」となっています。

日本獣医生命科学大学
旧 日本獣医畜産大学校舎(東京市麻布区役所を移築) 1937(昭和12)年
建物武蔵野大賞
東京都武蔵野市境南町1-7-1
撮影 : 2007.3.17
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 木造2階建てでクリーム色のスタッコ壁。大きな玄関ポーチを持った建物です。
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 玄関ポーチの正面。
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 もう一歩中へ。
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 玄関を入ったところの窓。正門の守衛さんに許可をもらって、ここまで来ましたが、このあともう一つ扉があり中にまた受付があって「許可がないと入れません」とのことでした。「じゃ、今許可をお願いします」とはさすがに言い出せませんで・・・ (^^;;;
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 JRの線路沿いを南に。ここが本館の南端です。
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 正門から西に行ったところから。
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 印象的な塔を望遠最大で撮影しました。この日は新しいデジカメの初撮影の日です。光学10倍ズームなのだ。(^^)
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 ヴォーリズの建築リストにはありませんが、ここには他に学生会館または学生クラブ室棟1937年築があるという情報もあり、守衛さんに尋ねましたが、分からないとのこと。それらしき建物を探しました。本館のさらに南にあるこの建物も古そうですが大きすぎるので違うかな。
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 本館の西側に平屋建ての木造建築があります。これ以上近寄れませんでしたが、これ(向かって右の建物)かも知れません。
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 道路を挟んで北側にある公園から。
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by gipsymania | 2007-04-08 10:17 | 建築

国際基督教大学 男女寄宿舎

キャンパス内に5棟の寮があります。ヴォーリズのリストでは男女寄宿舎5棟とあり、5棟同時期に建てられたものです。あまりヴォーリズらしさを感じさせなかった他の建物とは違い、新しいもののヴォーリズ煙突があり、ここに来てやっと出合えた感じがしました。

国際基督教大学 学生寮
旧 男女寄宿舎5棟 1955(昭和30)年
東京都三鷹市大沢3-10-2
撮影 : 2007.3.17
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 ↑第1男子寮は木造2階建てのヴォーリズを感じさせる建物。
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 ↑一番校門の近くにある第2男子寮は3階建てのコンクリート造り。木々の中に埋もれたようになっています。
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 ↑男子寮と女子寮の中間に位置する楓林荘。木造2階建て。今は何に使われているのでしょうか。なんとなく男女共用の集会設備のような。いずれにしろ土曜日でしたが人影がありません。
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 ↑第1女子寮も木造2階建て。長大です。
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 ↑第2女子寮。こちらは鉄筋コンクリート造り3階建て。

 国際基督教大学には他に1952(昭和27)年に建てられた教員住宅があり、現存していると思われますが、そのエリアは「居住区につき立ち入りはご遠慮ください」の看板が立っていましたので遠慮しました。ちょっと残念。
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by gipsymania | 2007-04-06 15:01 | 建築