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Gitano Family Japan Tour 2008

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 まったくの番外編ですみません。ヴォーリズやレトロな建物の趣味はもちろんですが、音楽を聴くのも大好きです。若いころからポップ、ロック、ジャズ、クラシック音楽を経て、この15年間はジプシー音楽にハマっています。ジプシー音楽にもいろいろあって、東欧のバイオリンを使うもの、スペインのフラメンコが代表的なものでしょう。私が追いかけているのは南仏のジプシールンバ(というジャンルはないでしょうが)なのです。

 私の凝りだしたら徹底的に追求する性格のため、数多くのCDや古い音源のレコードを収集して、このジャンルのファンとしては世界的に知られるようになってしまいました。ただし、このジャンルのファン数はそんなに多くはないのです。(^-^;;

 そういう趣味が高じて、仲間と協力しながら本場のミュージシャンを日本に呼んでライブをすることになりました。今年が2回目になります。昨年のライブはレストランやカフェバーを借りた、こじんまりしたものでしたが、評判がよく、今年は少し大きめの会場を使います。

 まったくの趣味の世界で非営利ですが、ミュージシャンも航空券やホテル代は自費で来てくれます。会場代が赤字にならず、少しでも彼らにお返ししたいと思います。興味のあるかたは、ぜひご来場ください。

Gitano Family のプロフィール

鬼平犯科帳のエンディングテーマ「Inspiration」やキリン淡麗のCMソング「Vorale」で有名になった Gipsy Kings は、実はスペインではなく、南フランスのジプシーグループ。哀愁に満ちた歌声や叙情的なギターは、フラメンコルンバの流れをくみながら、南フランスのアルルやモンペリエを中心とした、カマルグ地方で独自に引き継がれてきた音楽スタイルなのだ。

 その Gipsy Kings の兄弟バンドである Gitano Familyは、すでに5枚のアルバムをリリースして世界的に著名なグループである。

 リーダーの Julio Romero と現Gipsy Kings の Patchai Reyes が息子や甥達を集めて始動したバンド。しかし、Patchai は Gipsy Kings に加入したため離脱する。その後はリーダー Julio を中心としつつ Canut Amador (現 Gipsy Kings メンバーの息子)、Josephy Gautier (現 Chico & The Gypsies メンバー)ら若手のメンバーを起用し精力的に活動しており、数多くのライブをこなしている。ルンバに乗せて女性陣がしなやかなバイレを加えるステージが特徴的。メンバーの構成も流動的というか柔軟というか、ライブによって毎回違った顔ぶれになる場合もある。現在は Julio Romero を中心に、息子達、親戚、甥っ子などを交えてバンドを構成している。

来日メンバー

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Julio Romero :(リードヴォーカル、ギター)
バンドリーダーであり、よき父親。オリジナル曲はほとんど彼の作詞作曲である。
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Julio-Miguel:(ヴォーカル、リードギター)
Julio の長男。卓越したギターテクニックとハイトーンのバックヴォーカルが厚みのあるコーラスを構成する。
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Lucas-Pedro:(ヴォーカル、リードギター)
Julio の次男。彼のギターテクニックもすごい。いわゆるイケメンで女性ファンが多い。
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Little Patchai:(リードヴォーカル、ギター)
Gipsy Kings メンバーの甥っ子。Gipsy Kings の血をそのまま受け継いだ、独特の塩枯れ声と節回しで、聞く者をあっという間に、彼らの世界へ引き込む魅力的なヴォーカリスト。
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Marjory :(バイレ)
Julio の奥さんでJulio-Miguel, Lucas-Pedoroの母。魅力的な美人。バンド始動時からの花形ダンサー。彼女のフラメンコとは違ったしなやかな踊りはステージの花。

アルバム一覧

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                                   Roque Rock (1993)
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                                   Sara Sara (1996)
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                                   Torero (1996)
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                                La Fleur Gitano (2000)
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                                Religius Flamenca (2007)

ライブ日程

4月5日(土)桑名Kuwana レストランRocca
三重県桑名市太一丸22-4 (0594-27-2345)
近鉄名古屋線桑名駅から北東へ徒歩10分
http://www.rocca.tokai.walkerplus.com/
昼の部 open 12:30
    13:00~ 食事
    14:00~ ライブ
夜の部 open 17:30
    18:00~ 食事
    19:00~ ライブ
チケット前売り 9,000円(当日券もあり)
* コース料理 ドリンク別
* プログラム
  1.歌曲(名古屋音楽大学声楽科学生)
  2.Gipsy Fiesta  with ”Gitano Family”
    ゲスト;Mario&Gipsy Nico
お問い合わせ
  090-7693-5598 鈴木
  gf-jp@live.jp

4月7日(月)東京Tokyo Jazz クラブ ”JZ Brat”
渋谷区桜ヶ丘26-1 セルリアンタワー東急ホテル 2F(0120-511-350)
渋谷駅 徒歩5分
open 18:00
   19:30~20:30  GIPSY GROOVE
   20:30~20:50  ABE  KOBA (スペシャルゲスト)
   21:10~22:10  Gitano Family
チャージ
   4500円 (食事・ドリンク別)
お問い合わせ
   info@jz-brat.com
   03-5728-0168 (JZ Brat)
     
4月9日(水)京都Kyoto ライブハウス”ダブルキングカフェ”
京都東山区祇園町北側323番地 祇園会館4F (075-541-7771)
京阪四条駅より徒歩5分
http://www.kk-cafe.jp/index2.html
open 18:30
start 19:00~
チャージ:4000円/当日4500円(1ドリンク付)
お問い合わせ
  075-541-7771(KK Cafe)
  gf-jp-@livejp
  
4月11日(金)大阪Osaka ライブハウス”am Hall” 会場内禁煙
大阪市北区曽根崎2-14-17 CIビル 3F 06-6362-2001)
http://www.amhall.jp/
JR大阪駅 全線梅田駅より 徒歩4~6分
open 18:30
start 19:00~
   GIPSY GROOVE
   Gitano Family
チャージ:4000円/当日4500円(別途1ドリンク500円)
お問い合わせ
 06-6362-2001(am HALL)
 gf-jp@live.jp
 チケットピア   Pコード:286-022
 ローソンチケット Lコード:595585

フライヤー
クリックすると大きくなります。
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by gipsymania | 2008-03-25 15:55 | その他

九州女学院高等学校本館(ルーテル学院高等学校本館)

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 ルーテル学院を訪ねたのは1年前です。ここに元ヴォーリズ建築事務所のスタッフであったJ.H.ヴォーゲルの設計による旧九州学院本館があるのを知って見に行ったわけです。

 本館の外観は山形政昭著「ヴォーリズの建築」で写真を見ていたのですが、実際に現物を見たら、あまりにも新しく、かつ印象が違うので、これは完全に建て替えられたのかと思って、このブログでの紹介を控えていました。
 
 ところが、先日、滋賀県立近代美術館で開催されている「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展」に私が見たままの写真が展示されていたのでした。その時購入した「ヴォーリズ建築の100年」という本に、「近年修理された」という記述があり、昔のままの意匠が保たれていることがわかりました。鉄筋コンクリート造り2階建て、中央部3階建て、地下1階の登録有形文化財。

九州女学院高等学校本館(ルーテル学院中学・高等学校本館)
旧九州女学院本館 1926(大正15)年/1951(昭和26)年増築/2006(平成18)年改修
登録有形文化財
設計 : J.H.ヴォーゲル(ヴォーリズ建築事務所)
熊本市黒髪3-12-16
撮影 : 2007.4.1
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 学院の正門。ここから緩やかな坂を上ると、
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 最初に大正15年に中央部分が完工。当初ヴォーゲルはスパニッシュ様式を考えていたが、学院側の希望で、近くの熊本城との調和する和風を取り入れたデザインになったそうです。改修時に変わってしまいましたが、屋根はもともとは和瓦葺でした。
 東西の2階建ての両ウィングは1951(昭和26)年に増設されました。
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 玄関と、
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 玄関ホール。
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 おまけです。この建物はヴォーゲルではありません。創立者のひとりであるマーサ・B・エカード夫人を記念したエカード会館。
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 せっかく行ったのに、お蔵入りせずによかった~。

Pe's Poem 「カンダタ」
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  初めに罠があり
  張りめぐらされた現実主義を
  よじ登りきることで
  見えるものは
  やはり闇世ではなかったか

  虚空の夢譚めいて
  音もなく下りてきた
  あの銀色の糸の
  往還ならぬ一定点で
  身を削ぐほどの転身の術もなく
  裂傷をさらに深くして
  ずぶずぶと
  自己の重みだけで沈んでいった

  有り様を逆手にとればc0094541_18312711.jpg
  浮きあがる方向性の主題
  視界ゼロメートルの分岐点で
  居心地の善し悪しを
  嗅ぎ分ける皮膚感覚は
  既に晒されて
  どんな波紋の言語も寄せつけず
  凝固癖をつのらせる

  他でもない私の存在の塊りを
  ひと握りに握りしめ
  ひとおもいに投げ出してみせた
  身震いは尾を引いて
  まっしぐらに
  果てしない地辷り

  夢亡現実
  釈迦一代の暗い夜を抱え
  泥土の中で
  眠れない手のひらは
  開いたまま充血する
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by gipsymania | 2008-03-15 18:33 | 建築

ヴォーリズ関連の書籍紹介~ヴォーリズ建築の100年―恵みの居場所をつくる

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 前回紹介した滋賀県立近代美術館で開催されている「信・望・愛―理想の居場所をつくる ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展」で売っていた本。今年2月に発行された新刊です。
 
 会場に展示されている多くのパネルを、ほぼ完全に収録しています。カラー写真を多用した建築作品の紹介とともに、読み物やデータも豊富です。収録されている写真には、普段刊行物やネット上でも見られない貴重なものが多々あってうれしくなります。

 総合的にヴォーリズを知るには最もお勧めできる書籍ではないでしょうか。もちろん会場だけではなく、大きな書店では扱っているはずですし、Amazon でも購入可能です。

2008年2月初版発行
著者 山形政昭
出版社 創元社
大型本: 172ページ
定価 2625円

 ネットや書籍でもほとんど見かけない韓国の作品。↓
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 右のページ。啓聖高等学校と安東教会。
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 梨花女子大学校。

 次は私が初めて見た、個人の住宅内部写真。↓
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 神戸市東灘区の小寺邸。
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 右のページ。堺市の近江岸邸。
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 右のページ。大阪市住吉区の遠藤邸。

 いずれも実物を見たくなるヴォーリズらしい建物です。
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by gipsymania | 2008-03-12 13:37

ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展

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c0094541_23294169.jpg 3月2日に滋賀県立近代美術館で開催されている「信・望・愛―理想の居場所をつくる ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展」に行ってきました。
 
 ファンとしてはいつかは行かなければならない催し物です。またこの日は「特別講演会 窓からの眺め~神戸女学院キャンパスに見るヴォーリズの美学」が行われるというので、行くならこの日と決めていました。
 
 展覧会はヴォーリズ作品の写真パネル、神戸女学院や関西学院のキャンパスの模型、軽井沢の浮田山荘(旧ヴォーリズ山荘)が実物大で展示されていました。
 
 会場内は写真撮影禁止ということで、やや残念に思いましたが、会場で売っていた「ヴォーリズ建築の100年」という本 → にほとんどの展示品が収録されていることがわかり一安心。
 
 それにしても、日曜日とはいえ、予想以上の人出で、滋賀県におけるヴォーリズ人気はさすがです。尤も、滋賀県の人ばかりではないでしょうが。

 会場ではヴォーリズファンなら知っている著名なかたがたを見かけました。これほど大規模な展覧会は、私がファンになってから初めてです。


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 特別講演会の様子です。御覧のように、150人は座れる会場に参加者があふれ、立ち見の他にも前の床に腰を下ろして聴講しています。あらためてヴォーリズ人気を実感しました。

 講師は神戸女学院大学文学部教授 濱下昌宏氏と石田忠範建築研究所 石田忠範氏。濱下教授は神戸女学院の窓からの眺めや建物についてお話があり、学院への愛情が伝わって来ました。
 
 石田氏は今は独立されていますが、元ヴォーリズ建築事務所で設計をしていたかたで、ヴォーリズ氏自身とのオーバーラップはないそうですが、当時を知る同僚から聞いたヴォーリズ事務所の雰囲気などの大変貴重なお話を聞くことができました。
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by gipsymania | 2008-03-08 23:58 | その他