<   2008年 09月 ( 7 )   > この月の画像一覧

神戸女学院 社交館

c0094541_14143748.jpg
 理学館の西の裏側にある社交館です。

 ホームページによると、1階に学生相談室、2階にはラウンジとパンコーナー、3階には集会室、談話室、KCC (Kobe College Corporation) ルーム、和室があり、学生が自由に使用できます。

神戸女学院 社交館
1929(昭和8)年
兵庫県西宮市岡田山4-1
撮影 : 2006.7.8 & 2008.9.6
c0094541_1415415.jpg
c0094541_141659.jpg
c0094541_14161663.jpg

c0094541_14162735.jpg
 最初は食堂。新しいので、ここは増設された新社交館になります。
c0094541_14251156.jpg
c0094541_14172223.jpg
 食堂の暖炉。
c0094541_14183591.jpg
 トイレのタイルは当時のままだそうです。女性らしいピンクのタイル貼り。
c0094541_14191722.jpg
 階段を上って3階へ。
c0094541_14195922.jpg
c0094541_1420933.jpg
c0094541_14202196.jpg
c0094541_14204920.jpg
 集会室や談話室が並び・・・
c0094541_14214481.jpg
c0094541_1422717.jpg
 奥はKCC(Kobe College Corporation)ルーム。
c0094541_14224531.jpg
 
c0094541_14225310.jpg
 ここの暖炉は昔のままでしょう。
[PR]
by gipsymania | 2008-09-30 14:26 | 建築

神戸女学院 ソールチャペル

c0094541_13325219.jpg
 すでに外観は紹介していますが、総務館の向かって左側には礼拝堂があります。学院四代院長のソール女史にちなんで名付けられたソールチャペル(Searle Chapel)です。片側廊で屋根が木組で作られたバシリカ様式(長方形床面の両脇に、長辺に沿って細長い側廊を設けた形式)の荘厳で美しい礼拝堂です。

神戸女学院 ソールチャペル 1933(昭和8)年
兵庫県西宮市岡田山4-1
撮影 : 2006.7.8 & 2008.9.6
c0094541_13335046.jpg
c0094541_13342786.jpg
c0094541_1334385.jpg
c0094541_13344770.jpg
c0094541_1335186.jpg
c0094541_13352882.jpg
 バシリカ様式ですが片側廊。
c0094541_13361721.jpg
c0094541_13362873.jpg
c0094541_13363948.jpg
 縦長アーチ窓から差し込む光が内部を優しく照らして。
c0094541_13372779.jpg
c0094541_13374571.jpg
 木製トラス組の天井。
c0094541_13384888.jpg
c0094541_13385819.jpg
c0094541_1339953.jpg
c0094541_13392119.jpg
 印象的な7本の蝋燭。
 神戸女学院で特に内部を見たかったのは図書館とこのチャペルでした。こじんまりしていますが、期待通りの素晴らしさでした。柔らかな光が女学院らしい優しさを感じさせます。

Pe’s Poem 「今朝はもう」c0094541_13433613.jpg

   花を見て月を見て星を見て
   何を見たかしら
   このとき この一瞬
   永遠に続くとか
   そんなことも思ったかしら
   夢なら醒めないでとか
   そんなことも思ったかしら

   何も信じてはいなかったから
   朝は来なくてもよかったのよ
   窓のカーテンさえ開けなければ
   いごこちはよかったのよ
   わたしたち
   ナルシシックな夕暮れから
   三角関係の夜にかけて
   いくつもの物語をかさねた

   千と一つの夜がすぎても
   続く夜が来るはずだったのに
   今朝はもう 何も話すことがない
   まぶしすぎる光りの中では
   嘘までも消えてしまうから
   わたしたち
   風のように遠くなる
[PR]
by gipsymania | 2008-09-26 13:46 | 建築

神戸女学院 総務館

c0094541_1059448.jpg
中庭北側の建物中央が総務館。学院の事務の関係が入っていて、1階は総務・経理室。2階には院長室・理事室があります。

神戸女学院 総務館 1933(昭和8)年
兵庫県西宮市岡田山4-1
撮影 : 2006.7.8 & 2008.9.6
c0094541_1104913.jpg
 講堂から総務館へ続く通路は、採光の良い吹き抜け。右側の縦長アーチ窓は講堂の窓です。
c0094541_1115454.jpg
 逆を見ています。左が講堂、右のアーチ窓は総務館の階段踊り場のもの。
c0094541_1123532.jpg
c0094541_1124676.jpg
 中庭から入ると中央玄関ホール。天井にはモルタルのレリーフ。
c0094541_1131927.jpg

c0094541_1134672.jpg
 美しい玄関のファンライト。
c0094541_1142695.jpg
c0094541_1143946.jpg
c0094541_114494.jpg
c0094541_1145649.jpg
c0094541_1151540.jpg
 左右対称の階段、階段踊り場の正面に乳白色のステンドグラス。このステンドグラスは阪神大震災でも割れなかったそうです。
c0094541_1162052.jpg
c0094541_1163273.jpg
c0094541_1164722.jpg
 2階は院長室や理事室が並びます。
c0094541_1172377.jpg

Pe’s Poem 「約束はないけれど」

飛び越えないでいよう
ここを
飛び越えないで
待っていよう
もう少し 目を閉じてc0094541_1191494.jpg
待っていよう

あせるこころ はやるこころ
行き過ぎたら 戻れないから
飛び越えたら 帰れないから
一度しかない とは
そういうこと でした

できれば耳も閉じて
できれば口も閉じて
かぼちゃ頭を白いノートにして
初めてのように
待っていよう

わたしの身体のどこか
80億の細胞のゆらぎに
ふるえている
耐えている
あなたを見失いそう

窓からテロルが飛んで来ても
足下にジゴクの門が開いても
どうでもいい そんなこと
そんなことより
恐れているのは
見失うこと
気づかないまま 過ぎて行くこと

待っていよう
ここで
ちゃんと 受け止めるために
約束はないけれど
待っていよう
[PR]
by gipsymania | 2008-09-22 11:12 | 建築

神戸女学院 講堂

c0094541_1425115.jpg
講堂は中庭の北側にある多目的建物の一部。中庭から見て、中央に総務館が図書館と対面しています。右側に大きな講堂があり、中庭の外の東側がエントランスとして配されています。左側には小ぶりのチャペルが寄り添うようにあります。つまりこれらの総務館、講堂とチャペルは一体の建築からなっているのです。外観は総務館・講堂・チャペルとして紹介していますので、そちらも御覧ください。今回は内部ですから、それぞれを別々に紹介します。

神戸女学院 講堂 1933(昭和8)年
兵庫県西宮市岡田山4-1
撮影 : 2008.9.6
c0094541_14263387.jpg
c0094541_142645100.jpg
c0094541_1427670.jpg
エントランスホール。床は当時のまま。ホールの照明灯具が面白い。
c0094541_14275825.jpg
c0094541_14281122.jpg
c0094541_14282816.jpg
c0094541_1428456.jpg
c0094541_1429035.jpg
c0094541_14291320.jpg
c0094541_14292684.jpg
 講堂内部。前に浪花教会の礼拝堂(1930)を紹介した時にヴォールト天井の切り欠きとアーチ窓の処理の仕方が珍しかったので、「今まで見てきたヴォーリズの教会建築では初めて見た様式です。この辺は竹中工務店の設計者の意図がかなり強く反映されているのでしょう。」と書きましたが、この講堂も同じ形状です。やはり浪花教会もヴォーリズの指導ということで、彼の意思が出ているのかもしれません。
c0094541_1431484.jpg
c0094541_14311637.jpg
c0094541_14313178.jpg
 細部の細工も素晴らしい。最後のクリスタルガラスのドアノブはトイレのもの。
c0094541_1432425.jpg
c0094541_14325142.jpg
c0094541_143314.jpg
 階段を上って2階にあがりました。椅子席のドアは閉まっていましたが、階段踊り場には背の低いアーチ窓。
c0094541_14335446.jpg
c0094541_1434441.jpg


Pe's Poem 「僕らの形式」c0094541_1437661.jpg 

-----僕らは もう
  誰も抱きしめることができない

バラバラと散乱し
バラバラと交錯し
ひび割れて 壊れていく
キミという一個の
バラバラと
ボクという一個の
バラバラは
今もロンド形式

追いかけるボク(あるいはキミ)
追いかけても
届かない
届けられないキミ(あるいはボク)
不機嫌な僕らは
不機嫌な塊になって
不機嫌に加速する
解体へ

-----僕らは もう
   誰も抱きしめることができない

何もかも
壊しながらc0094541_14373929.jpg
目の前にひとつずつの破片
剥ぎながら落としながら
軽くなって薄くなって
それでも
まだ立っていた
(あるいはまだ 待っていた)
ホントは・・・

ホントに・・・
消えてしまうための
壊れない訣れの記憶の
前に
バラバラと散らばるキミの破片たちの
前に
バラバラと散らばってしまうボクの破片たち

雪のようなバラバラなキララ
溶ける
無数のキララに手を差しのべて
キラめく輪舞 ロンドの渦
舞って漂って揺れて
解けて

-----僕らは もう
   一個のキミを思い出すことができない
   一個のボクを思い出すことができない
[PR]
by gipsymania | 2008-09-17 14:43 | 建築

神戸女学院 回廊

c0094541_17245682.jpg

c0094541_1725339.jpg 





 神戸女学院のキャンパス計画はすべてヴォーリズ建築事務所が行っています。この素晴らしい建物群とともに、建物をつなぐ回廊が巡っているのが、修道院のような印象的で神秘的な雰囲気を醸し出しています。

 中庭を挟んだ、講堂・総務館、理学館、図書館と文学館の4つの建物をつなぐとともに、西は社交館、北西は体育館、北東は購買部を経由して中高部1号館、南東からデフォレスト記念館を経由して音楽館まで枝を伸ばした美しい通路です。

神戸女学院 回廊 1933(昭和8)年
兵庫県西宮市岡田山4-1
撮影 2006.6.10 , 7.8 & 2008.9.6









c0094541_17263644.jpg
c0094541_17265447.jpg
 今回は時間的な制約があり、建物の外部をあまり見ていません。この回廊も内部を主体に見ましたので、一部重複しますが、2年前の写真を使います。
 ↑の2枚の内部写真も2年前。天井を注目してください。
c0094541_17275897.jpg
c0094541_17281016.jpg
c0094541_17282786.jpg
c0094541_1728424.jpg
c0094541_1729270.jpg
 そしてこれらが現在の写真です。屋根の補強が追加されているのがわかります。ほぼ回廊全長に渡って、こういう木製のトラスが入っていました。震災で回廊が傾いたので、補強工事が行われたそうです。木を使うのはお金がかかるでしょうが、雰囲気を壊さない素晴らしい補修工事です。
c0094541_1730454.jpg
  北東の購買部と中高部1号館をつなぐ回廊。
c0094541_17302686.jpg
c0094541_17305226.jpg
 八角形の建物の中は椅子だけ。購買部(学生生協)はこの手前にあります。
c0094541_1732878.jpg
c0094541_17322125.jpg
 こちらは音楽部に伸びた回廊。坂を下っていきますが、この部分は壁がなく、木の柱です。
c0094541_1733557.jpg
c0094541_17333738.jpg
c0094541_1733476.jpg
 回廊の屋根は美しいスペイン瓦葺き。
[PR]
by gipsymania | 2008-09-11 17:49 | 建築

ヴォーリズ建築文化全国ネットワーク総会・フォーラム

c0094541_1448423.jpg
9月6日に神戸女学院大学でヴォーリズ建築文化全国ネットワーク総会・フォーラムが開催されたので一般参加してきました。神戸女学院はすでに2度訪問していますが、普段はその素晴らしいキャンパスには簡単に入ることができますが、建物の中は見ることができなかったので絶好の機会です。翌日は関西学院大学でも開催されたのですが、こちらは都合がつかず断念しました。

フォーラムは講堂で13時から始まり、

・記念講演 『阪神間におけるヴォーリズ先生の遺産』
 講師:宮田満雄氏(元関西学院院長・前神戸YMCA理事長)

・トークセッション『ヴォーリズのキャンパスデザイン』
 コーディネーター:山形政昭氏(大阪芸術大学教授)
 パネリスト:濱下昌宏氏(神戸女学院大学教授)、田淵 結氏(関西学院大学教授)、石田忠範氏(石田忠範建築研究所代表)、コメンテーター:宮田満雄氏
の順番でした。

 このあと私のお目当てである神戸女学院岡田山キャンパス構内見学会が15時30分から始まる予定でしたが、フォーラムの進行が遅れて4時近くまでかかりました。私も興味深い話題なので、ついつい最後まで聴講したわけですが、一方、写真を撮りたいので、日が暮れたらまずいな・・とやきもきしていたのでした。まあ、個人的には外観は過去2回の訪問でほぼ撮影していたので、いいのですが、初めての方には少し見学の開始が遅すぎたようです。見きれなかったと思いますし、最後はさすがに薄暗くなっていました。

とにかく念願の建物内部を見てきました。これから徐々にアップします。
c0094541_14493433.jpg
 ちょっと政治評論家の三宅久之氏に似た、宮田満雄氏(元関西学院院長・前神戸YMCA理事長)のユーモアあふれる記念公演。
c0094541_14523374.jpg
c0094541_14524873.jpg
c0094541_145316.jpg
c0094541_14532989.jpg
 山形政昭教授をはじめとして、おなじみの顔ぶれが揃ったトークセッション。スクリーンに写し出された興味深い写真の一部です。
 元ヴォーリズ建築事務所の石田忠範氏(石田忠範建築研究所代表)から、神戸女学院の保守・補修のお話があり、維持管理に掛かる手間と費用、貴重な財産を残す裏話や努力を興味深く伺いました。
c0094541_14561939.jpg
 フォーラムの合間には神戸女学院のオルガニストによる演奏。バッハのオルガン曲を挟んで、ヴォーリズ作曲の賛美歌など2曲の演奏がありました。
c0094541_1458772.jpg
 廊下にはパネルセッション。

 では、次回から徐々に建物内部を紹介します。
[PR]
by gipsymania | 2008-09-08 15:07 | 建築

福岡女学院

c0094541_11432169.jpg
福岡女学院の日佐キヤンパスに一粒社ヴォーリズ建築事務所の作品があります。正門横の門衛舎で見学を申し込んだら簡単に許可がでたうえ、車も構内に駐車させていただきました。

 作品は少なくとも中高体育館、学生センター、短大寄宿舎、幼稚園、中高視聴覚館、100周年記念館の6棟と思われますが、いずれも築年がはっきりしません。福岡女学院のホームページによると、1955年に日佐キヤンパスに「福岡女学院幼稚園」開園。日佐キヤンパス1960年に新校舎落成、平尾から移転となっています。100周年記念館は100周年なので大体の竣工年がわかるため、一応今回見ることができた建物の築年を以下のようにしました。

福岡女学院短大寄宿舎(カナン寮)1960(昭和35)年以降
福岡女学院中高体育館 1960(昭和35)年以降
福岡女学院100周年記念館 1989(昭和64)年

福岡女学院
1960(昭和35)年以降
設計 : 一粒社ヴォーリズ建築事務所
施工 : 不明
福岡市南区曰佐3-42-1
撮影 : 2008.8.14
c0094541_11443696.jpg
c0094541_1145062.jpg
c0094541_11451947.jpg
 今はカナン寮と呼ばれている短大寄宿舎。赤瓦の屋根や煙突はヴォーリズらしいが、建物自体はインターナショナルでモダニズム。
c0094541_11483918.jpg
 スパニッシュ風の体育館。
c0094541_11492230.jpg
c0094541_11493722.jpg
c0094541_11495343.jpg
c0094541_1150910.jpg
c0094541_11502452.jpg
c0094541_11504118.jpg
c0094541_115197.jpg
 現代的な100周年記念館。
[PR]
by gipsymania | 2008-09-01 12:10 | 建築