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再び京都御幸町教会へ

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 京都の御幸町(ごこうまち)にある大正初期の古い教会。前回訪ねたのはもう8年近く前になります。今回は内覧ができるということで、よみうり文化センター主催の「京都の近代建築を訪ねる」という催しに参加しました。

 煉瓦造りで尖塔アーチ窓が並ぶゴシック様式の教会堂です。同じ煉瓦造りで、最も古いヴォーリズ建築として残っていた福島教会(明治42年築)が、残念ながら東日本大震災で倒壊したため、現存する最も古い教会になりました。

 ちなみに現存するヴォーリズ建築で、もっと古いものは、近江八幡の吉田邸ウォーターハウス邸、同じ京都では京都帝大学生YMCA地塩寮京都府立医大学生YMCA橘井寮(いずれも大正2年築)があります。

 また今年は耐震補強工事が完了し、5月25日は100周年に当たり、記念の催しが営まれたそうです。京都市指定文化財の煉瓦造り、平屋建て。

日本基督教団 京都御幸町教会
旧日本メソジスト京都中央基督教会
1914(大正3)年
京都市指定文化財
京都市中京区御幸町通二条下ル山本町434
撮影 2014.6.4
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 正面のエントランス前は石畳。
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 聖壇前にあるのは「恵みの座」。ひざまずいて祈るための木製ベンチで珍しいとか。そういえば私自身も多分初めて見ました。
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 耐震工事で取り換えも検討された木の床は、手間はかかったが昔のままの材料で組みなおしたそうです。
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 巨大な上げ下げ扉の説明をされている難波牧師。住宅の小型の上げ下げ窓は珍しくありませんが、さすがにこのサイズは初めて見ました。柱に滑車と錘(おもり)が内臓されているわけです。
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 中二階へ。
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 屋根を支える構造は単純なトラスです。思ったより木材のサイズが細いと感じました。
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 今年の5月25日は100周年。記念のフラッグです。
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 お土産に頂いた100周年記念史です。
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by gipsymania | 2014-06-06 11:01 | 建築

大丸ヴィラの門が開いていました

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  別件で通りかかったら、珍しく南側の門が開いていました。とっさにカメラを出して撮影しましたが、あわてたのと後ろから車が門に入ってくるとかで動揺。ピントも絞りも合っていません。(_ _;; 

 なお塀越しに撮った写真はコチラをどうぞ。

大丸ヴィラ (中道軒)
旧 下村正太郎邸 1932(昭和7)年
京都市登録有形文化財
京都市上京区烏丸丸太町
撮影 : 2014.5.9
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 庭の手入れをしているように見えます。一般開放の兆しだったらうれしいのですが、それはないな。(笑)

 車が入ったあとにもう一回写真を撮りたかったところですが、その日は「京都の御屋敷巡り」の催しで団体行動中なのでかなわず。
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by gipsymania | 2014-05-11 09:56 | 建築

お色直しした救世軍京都小隊

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 4年前に訪れて以来です。改修されたというニュースは知っていましたので、ついでもあって見に行きました。礼拝堂のファサードは昔のままの形で残っていて、モルタルの塗り直しがされたようです。一方、左に付帯している建物は1階部分が車庫になっていました。木造1/2階建て。

救世軍京都小隊
1935(昭和10)年
京都市下京区徳正寺町37
撮影 2010.12.12
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 これまでが今の姿。
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 これが4年前。外壁の汚れがレトロ感をだしていました。左側に車庫はありません。
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by gipsymania | 2010-12-20 14:24 | 建築

再び東華菜館へ

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 久しぶりに用事があって京都へ。毎年5月になると東華菜館川床のビアガーデンがオープンします。この季節はちょっと一休みには気軽に行けるので最高。、鴨川の流れを見ながら飲むビールが楽しみなので、1年に何回かは行くことにしています。すでにこのブログでも紹介していますが、今回を含めて撮りだめがありますので、この機会に。

 他ではあまり見ない「ヴォーリズがはじけた」といわれる遊び心満載のデザインは何度来ても楽しい。

東華菜館
旧 矢尾政レストラン 1926(大正15)年
京都市下京区四条大橋西詰
撮影 : 2007.3.4, 2007.7.5 & 2009.5.10
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 窓ガラスに写りこんでいるのは対岸の南座。
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 最後は3月の写真。川床がないので半地下の部分が見えています。1枚目の写真と比べてください。

Pe’s Poem 「ゆくえもしらぬ」
  
  こもれびを
  つま先ではじいて
  足はとっくに市街を抜け
  幅だけはたっぷりとある川に沿って
  えのころ草はペンペン草c0094541_16164543.jpg
  という落胆の方角へ
  軽い咳をしながら
  少しずつ身軽になっていくのは
  いつでも跳び込める近さに
  川があり
  いつでも溺れない深さで
  川があり
  節分が過ぎていき
  立春が過ぎていき
  手荷物といえば昨年から持ち越した
  風邪ひき
  歩き続ければ海へ出る
  という思い込みと
  流れはいつも海へ続くとは限らない
  という思い込みの
  狭間で患った
  流行性感冒
  1、2週間もすれば治ります
  と言われたまま
  川に沿って
  どこへ出ようとしていたのか
  ペンペン草はえのころ草
  という落胆の仕方もあることに
  気づいて
  対岸を眺めると
  知り合いが
  白いマスクの顔で手を振っている
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by gipsymania | 2009-05-13 16:25 | 建築

京都大学YMCA会館(京都大学基督教青年会館)

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京大のYMCA会館を再訪。ここも前に行ったとき ↓ と変わりはありません。
http://gipsymania.exblog.jp/4436378/

 すでに一度見たので、裏にもまわらず、ざっと見ただけです。外壁をモルタル仕上げしているので、木造にも見えますが、れっきとしたレンガ造りの2階建て。

京都大学YMCA会館(京都大学基督教青年会館)
旧京都帝大学生YMCA会館 地塩寮 1913(大正2)年
登録有形文化財
京都市左京区吉田牛ノ宮町23
撮影 2008.1.3
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 玄関からガラス越しに覗きましたが、よく見えません。中の両開き扉は、今も木製のようですね。
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 最初に行ったときは気付かなかったのですが、コンクリートと思った塀も建物と同じレンガ塀でした。レンガを表面に出したほうが、風景に似合うのでは?
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by gipsymania | 2008-01-20 17:36 | 建築

京都府立医科大学基督教青年会橘井寮

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関西駐在主事宅と同じ敷地で東一条通に面した木造2階建て。
ここも前回↓と変わっていませんでした。
http://gipsymania.exblog.jp/4435641/

京都府立医科大学基督教青年会橘井寮
旧 京都府立医大学生YMCA橘井寮 1913(大正2)年
京都市左京区吉田牛ノ宮町23
撮影 : 2008.1.3
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 東一条通から。思ったより大きな寮です。
 ここまでくればその横のもう一つの京都大学YMCAも見なければなりません。それは次回に。
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by gipsymania | 2008-01-14 10:52 | その他

日本基督教青年会同盟学生部関西駐在主事宅

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正月に京都の左京区役所と関西日仏会館を見に行くため、東一条通を歩いていて、無意識のうちにこの前に来ました。懐かしいヴォーリズ建築です。
すでに↓で紹介しましたが、季節が違うので日差しや木々の様子が変わっていました。
http://gipsymania.exblog.jp/4435641/
なお、この建物は京都府立医大YMCA橘井寮の敷地内にあり、同時期の築と思われます。

日本基督教青年会同盟学生部関西駐在主事宅 1913(大正2)年
京都市左京区吉田牛ノ宮町23
撮影 2008.1.3
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 左が関西駐在主事宅、右側に見えるのは京都府立医大YMCA橘井寮。次回紹介します。
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by gipsymania | 2008-01-10 10:37 | 建築

日本基督教団錦林教会

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 昨年末に発行された、宮本和義氏著「近代建築散歩 京都・大阪・神戸編」という本を見てこの教会が現存していることを知りました。ヴォーリズ建築リストにもある教会ですが、ネット上に建物に関する情報が皆無でしたので、まさか今もあるとは思ってもみませんでした。
 
日本基督教団錦林教会 1929(昭和4)年
施工 : 不明
京都市左京区吉田中阿達町20-3
撮影 : 2008.1.3
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 こじんまりしたレンガ塀がありました。
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 近代建築散歩に掲載されている写真もこの角度のもの。行ってみて確かに門をくぐらない限り、この角度からしか正面ファサードは見えません。
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 教会敷地への入口は現代的なコンクリート打ちっぱなしのトラスアーチと最近作られたように見えるこのレンガ塀。
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 通りからは妻面が見えますが、礼拝堂には窓がなく、いたってシンプル。
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 左側は隣家との隙間はほとんどないくらい近接。
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 ヴォーリズの昭和初期の教会建築にしては、特徴がない、どちらかというと戦後の作品に似ています。
建物の窓がサッシになっていて、スタッコ壁もきれいです。近年に改修されたか、もしかしたら同じ意匠設計で建て替えられたのかもしれません。
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by gipsymania | 2008-01-05 10:22 | 建築

同志社大学アーモスト館管理棟

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以前から気になっていた同志社のアーモスト館そばの建物。
 いかにもヴォーリズらしいので↓のアーモスト館のブログでも問題提起しました。
http://gipsymania.exblog.jp/4912096

 それが最近買った「近代建築散歩 京都・大阪・神戸編」で疑問が氷解。やはりヴォーリズ設計だったそうです。(喜)
 アーモスト館と同時期の完工。もっと写真を撮っておけばよかったなぁ。

同志社大学アーモスト館管理棟 1932ころ
施工 : 清水組?
京都市上京区今出川通烏丸東入ル玄武町
撮影 : 2006.6.24
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by gipsymania | 2007-12-09 23:32 | 建築

京都の駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)を内覧(その2)

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 駒井家住宅の続編です。今日はもう少し細かなところを見て行きます。

駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)
旧 駒井卓邸 1927(昭和2)年
京都市指定文化財
京都市左京区北白川伊織町64
撮影 2006.5.21 & 2007. 7.7
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パンフレットにあった配置図。母屋と北に隣接する洗濯室が国の登録有形文化財に指定されています。
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 2階の寝室に不思議な歯車がありました。これをまわすと右の写真にある廊下に階段が降りてくる仕掛けになっていて(天井に切れ目が見える)、この階段で屋根裏部屋に上がれるようになっているそうです。
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 玄関を入ったところには靴磨きの道具を入れる隠し引き出し。
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 駒井博士愛用のキャスターの付いた移動式ラック。静子夫人が母校の神戸女学院にあったものを見て気に入って購入されたそうです。
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 ドイツ製のピアノ「RITMULLER」
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 居間の灯具。
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 ベイス(飾り壷)。
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 再び2階の寝室。
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 台所にある作り付けの食器棚。
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 2階の洗面所には小さな2連の縦長アーチ窓。1枚目の写真で、玄関の上に見える窓です。
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 この鏡のついた洗面道具入れは、因島の白滝山荘で見たものと同じです。
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洗面所にあった建具類。
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 寝室の引き上げ窓。c0094541_12574947.jpgc0094541_1258731.jpg 














クリスタルガラスのドアノブがいたるところに使われていますが、室外用は紫、室内用は透明と使い分けています。
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 東側の裏庭にある煉瓦の門。
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 本邸と同じく登録有形文化財の洗濯室。
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 通路に面した本邸側にあった焚き口。鋳鉄製です。
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 別棟の離れです。この建物はヴォーリズ設計ではありませんが、やはり母屋を意識した意匠になっています。
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 「その1」で煙突の再生工事中と書きましたが、古い煙突が保管してありました。現在詳細の調査中だそうです。鉄のアングルとフラットバーが補強材として入り、さらに写真の上の方には金網のラスを入れてモルタルで固めたように見えます。
 言い忘れましたが、大きな煙突があるので当然あると思った暖炉はありません。今のだるまストーブの排気管がつながっていただけらしいです。煙突は主として装飾目的だったようです。
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 西側正面玄関の煉瓦の上がり口を見ています。スペイン瓦を短く切ったような飾り縁が面白い。
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 この写真は昨年5月に銀月アパートメントの方から撮った駒井家住宅の遠景です。中に入ってみて分かりましたが、右奥が母屋、その手前が洗濯室と外壁。左側が離れですね。
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 やはり行ってよかったです。小ぶりながら、いや小ぶりだからこそ、ヴォーリズらしさが凝縮した住宅建築の傑作。時期的にも彼の最盛期の作品です。

Pe’s Poem  「風になる日」c0094541_1323143.jpg


  粉々になった からだ
  さーっと 優しく掬い上げ
  風の中で
  ぼくら きんぎんすなご
  舞い上がり 空を流れる
  
  チカチカときらめき
  キラキラと笑い
  フワフワと囁き
  うつらうつら
  ぼくら 美しい5月の朝になる
  
  ・・・わたしたち どこへいくの
  
  懐かしい声が 聞こえる
  空耳のように 聞こえる
  広い空のどこか
  はなればなれの光りの粒
  ぼくら 遠い響きになる
  
  なりそうで なれない 夢の途上で
  木々の先端で 葉っぱの上で
  すべる 揺れるc0094541_13283161.jpg
  宙づりのブランコで
  遊ぶ
  
  ぼくら 遊ぶ
  出会って 恋をして
  ケンカして 別れて 大きくなった
  どんどんどんどん 大きくなった
  風の中で 大きくなった
  
  風を吸って 風を吐いて
  風を吸って 風を吐いて
  大きくなって 割れた
  風船
  飛び散った 風船
  
  五色 七色 虹が立つ
  雨上がりの空
  絶妙のバランスで溶けあいながら
  ふたたび ぼくら
  一陣の 風になって
   
  ・・・つぎは あの橋わたっていく
 
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by gipsymania | 2007-07-14 13:32 | 建築