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山の上ホテル

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c0094541_16313574.jpg 4年前にアイスコーヒーとビールを飲みに立ち寄った、東京お茶の水にある山の上ホテル。いつかは泊まってみたいところでしたが、今回、小規模な同窓会が東京であったので、1泊してきました。

 4年前にも泊まろうと思ったことがあったのですが、当時は電話予約しかできず、かつ料金がかなり高額だったことがあり断念しました。今回はネット予約も簡単で、早めに予約すると割安になっていたので念願がかないました。

 元々は財団法人日本生活協会が戦前に建てたもので、戦時中は海軍が使用し、戦後は米軍に接収されて陸軍夫人部隊の宿舎となりました。ヒルトップと呼ばれたのはそのころだとか。1953(昭和28)年に米軍から返還され、翌年創業者の吉田俊男氏がホテルとして開業し山の上ホテルと名付けました。

 アールデコを取り入れたデザインで、池波庄太郎氏ほか多くの文化人が宿泊したことで有名です。

山の上ホテル(Hilltop Hotel)
旧 佐藤新興生活館 1935(昭和10)年
東京都千代田区神田駿河台1-2
撮影 2010.7.23 & 24

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外観は4年前と変りなく。
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今回は宿泊なので、堂々と玄関からロビーを見ることができました。
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吉行淳之介氏のコラム「トラワイライト・カフェ」(日本経済新聞)の舞台にもなったバーノンノン。夜の同窓会に行く前にドクター ヴォーリス リバイバルというオリジナルカクテルを1杯。アメリカらしくバーボンベースのカクテルでした。
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こちらは客室と廊下。
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中央の階段室を最上階まで上っていくと天井にステンドグラス。そして階段を見下ろすと美しいシーン。
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Pe's Poem 「ベランダで ・」

  遠くに見えていた山が消えた
  庭の大木が消えたのは
  いつだったか
  
  風景に小さな穴があいた
  消えるはずはない
  という 確信など
  もったことがないから
  見えなくなったものは
  消えたもの・・・
  
  切り取られ
  塗り替えられてゆく
  記憶
  いつのまにか
  小さな穴が増えて
  わたしのベランダは 少し寒い
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by gipsymania | 2010-08-01 16:49 | 建築

日本基督教団福岡社家町教会

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 3年半ぶりの訪問です。正月を避けて福岡へ帰省しました。国の登録有形文化財の旅館鹿島本館を見に行ったついでに、すぐ近くにある福岡社家町教会に立ち寄りました。前回は門の間からやっと、奥の玄関が見えたくらいで、私にとっては神秘的な印象が残っています。

 午後1時を過ぎたころ。日曜なので礼拝があったとしても、遅すぎると思い、期待はしていませんでした。ところが門の鉄扉が開いていて、最後の信者さんたちが出てこられるところでした。近づくと玄関に牧師さんがいらっしゃったので、お願いしたら快く内部も見せて頂くことができました。

 お話も伺いました。この教会は昔のまま、ほとんど手が加えられていないそうです。小さな礼拝堂ですが、簡素でヴォーリズらしい空間が期待を裏切りませんでした。

日本基督教団福岡社家町教会 1929(昭和4)年
福岡市博多区冷泉町6-7
撮影 : 2010.1.10
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 簡素ながら歴史を感じる聖壇。
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 美しい天井トラスは木造。
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 前回は外からしか見れなかった、アーチ窓から光が差し込んで。
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 整然と並ぶ角に丸みをもたせた長椅子は1枚板が使われています。
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 小さな礼拝堂ですが、昭和4年といえば、神戸女学院の設計を行っていたころにあたり、いわばヴォーリズ建築事務所の最盛期。さすがに質の高い仕事をしています。
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Pe's Poem 「玄冬へ」


野に出れば 朝日の影

長く指を伸ばし 草の根を探る

一夜の夢築いた霜の柱は

硝子の破片撒き散らし 一面に乱反射

燃え上がり陽炎う 光と闇の瞬時の交叉に

弾ける幻の火花

身にうつし 露に鎮めて

歩き始める

玄冬(ふゆ)へ
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by gipsymania | 2010-01-15 11:44 | 建築

ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展in近江八幡~前田邸内部見学会

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 今回のヴォーリズ展in近江八幡で、個人的に一番のイベントでした。実行委員会のネット情報で、期間中の土曜日と日曜日に、それぞれ午前と午後に内覧があり予約できることを知りました。早速電話して申し込みました。そのあと1週間ほどで、すべての予約が完了していたので、危なく滑り込んだのでした。

 ヴォーリズ建築事務所で大丸心斎橋店(拡張計画)や京都の大丸ヴィラ早稲田奉仕園スコットホール大同生命ビル(現存せず、テラコッタのみ保存)などを担当し、立体芸術の天才といわれヴォーリズ氏の信頼が厚かった建築部員の佐藤久勝氏が自宅として設計したもの。現在はヴォーリズ展の実行委員長 前田典夫氏の自宅です。登録有形文化財に指定されたスパニッシュ・スタイルの木造2階建て。

前田邸
旧佐藤久勝邸 1931(昭和6)年
登録有形文化財
滋賀県近江八幡市土田町
撮影 : 2009.10.17
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 3年前と2年前に訪ねた時は、樹木が生い茂り、正面は玄関口しか見ることができませんでしたが、今回は前庭の木々が伐採されて、全貌が見えるようになっていました。
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 玄関脇に小さな池があります。基礎部の腐食の恐れがあるので、池は離れた位置に配置するらしいのですが、ここは石積みの基礎なので、問題ないそうです。
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 池の上の壁に埋め込まれた帆船のレリーフ。
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 裏に回る途中にある煉瓦塀。
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 側面には3年前に道路からちらっと見えたバルコニー。
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 裏側はいかにもスパニッシュ風。ヴォーリズ煙突も間近に見ることができました。
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 再び玄関に戻り、読売新聞で見た前田典夫さんの出迎えをうけました。c0094541_1527299.jpgc0094541_15275045.jpg 



















 八芒星(オクタグラム)のカットグラスが入った小窓がある木製ドアから中へ。
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 入って正面に階段があり、何度か写真で見た卍型の階段照明が目の前にありました。美しい。
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 階段横の大理石の花台にも八芒星の模様がはめ込まれています。大丸心斎橋店大丸京都店で見たものと同じです。そういえば東華菜館にもありました。
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 玄関から続く階段。装飾や木の柱の仕上げにもこだわりを感じます。
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 見学者は15名。八芒星模様の暖炉がある応接室で前田さんのお話を傾聴。

 佐藤久勝氏はこの住宅の竣工からわずか数週間、41歳という若さで急逝されたため、ほとんどここで過ごすことはありませんでした。その後、佐藤氏の親友で同じくヴォーリズ建築事務所の所員だった前田重次氏が引き継がれ、現在はその御子息の前田典夫さんが住んでおられます。前田さんご自身も、ヴォーリズの晩年に数年間ほど一緒に働かれたそうです。
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 この部屋にある椅子や家具類は当時のままだとか。作りつけの本棚の上には華やかなステンドグラスがあります。
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 こちらは食堂です。4畳半の小さな部屋ですが、うまく機能的な配置がされています。一枚板のテーブルと長椅子。ここにも作りつけの食器棚と八芒星がありました。

 この日は雨模様で外観の色合いがもう一つだったのが残念でした。しかし快く内部の写真撮影を許可していただいた、前田さんに心から感謝します。

Pe’s Poem  「立ち往生するヒトの内部」c0094541_15163360.jpg

暑い夏が過ぎると
ヒトはたいてい自分の村に帰って行った
帰り道を忘れたりしないのでなく
帰り道はいつも背中にあり
ある日それに気づく
というものでもなく
暑い夏の終わりになると
いつのまにか帰り道をたどっているのだった

たまには立ち往生するヒトもいて
ぞろぞろと村に帰るヒトを眺めながら
帰り道のたよりなさと
行く末のたよりなさを測っているのだった

村は消えてしまわないのだろうか
村に続く帰り道は消えてしまわないのだろうか
立ち往生するヒトは
ひがな考えるのだがc0094541_1516592.jpg
帰るヒトの足どりは軽い

帰りながら帰る村があることを喜び
帰る村が美しい村であると確信し
道づれなどもできて
またお会いしましょうそのうちに
と手を振り
そのうちに彼岸花も咲く
自分の村に帰って行った

秋から冬にかけて
たくさんの便りが届いた
ふしぎなことに
どの便りにも消印がなかった
立ち往生するヒトは
踏み出す一歩のことを考えていた
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by gipsymania | 2009-12-04 15:33 | 建築

九州女学院高等学校本館(ルーテル学院高等学校本館)

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 ルーテル学院を訪ねたのは1年前です。ここに元ヴォーリズ建築事務所のスタッフであったJ.H.ヴォーゲルの設計による旧九州学院本館があるのを知って見に行ったわけです。

 本館の外観は山形政昭著「ヴォーリズの建築」で写真を見ていたのですが、実際に現物を見たら、あまりにも新しく、かつ印象が違うので、これは完全に建て替えられたのかと思って、このブログでの紹介を控えていました。
 
 ところが、先日、滋賀県立近代美術館で開催されている「ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展」に私が見たままの写真が展示されていたのでした。その時購入した「ヴォーリズ建築の100年」という本に、「近年修理された」という記述があり、昔のままの意匠が保たれていることがわかりました。鉄筋コンクリート造り2階建て、中央部3階建て、地下1階の登録有形文化財。

九州女学院高等学校本館(ルーテル学院中学・高等学校本館)
旧九州女学院本館 1926(大正15)年/1951(昭和26)年増築/2006(平成18)年改修
登録有形文化財
設計 : J.H.ヴォーゲル(ヴォーリズ建築事務所)
熊本市黒髪3-12-16
撮影 : 2007.4.1
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 学院の正門。ここから緩やかな坂を上ると、
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 最初に大正15年に中央部分が完工。当初ヴォーゲルはスパニッシュ様式を考えていたが、学院側の希望で、近くの熊本城との調和する和風を取り入れたデザインになったそうです。改修時に変わってしまいましたが、屋根はもともとは和瓦葺でした。
 東西の2階建ての両ウィングは1951(昭和26)年に増設されました。
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 玄関と、
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 玄関ホール。
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 おまけです。この建物はヴォーゲルではありません。創立者のひとりであるマーサ・B・エカード夫人を記念したエカード会館。
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 せっかく行ったのに、お蔵入りせずによかった~。

Pe's Poem 「カンダタ」
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  初めに罠があり
  張りめぐらされた現実主義を
  よじ登りきることで
  見えるものは
  やはり闇世ではなかったか

  虚空の夢譚めいて
  音もなく下りてきた
  あの銀色の糸の
  往還ならぬ一定点で
  身を削ぐほどの転身の術もなく
  裂傷をさらに深くして
  ずぶずぶと
  自己の重みだけで沈んでいった

  有り様を逆手にとればc0094541_18312711.jpg
  浮きあがる方向性の主題
  視界ゼロメートルの分岐点で
  居心地の善し悪しを
  嗅ぎ分ける皮膚感覚は
  既に晒されて
  どんな波紋の言語も寄せつけず
  凝固癖をつのらせる

  他でもない私の存在の塊りを
  ひと握りに握りしめ
  ひとおもいに投げ出してみせた
  身震いは尾を引いて
  まっしぐらに
  果てしない地辷り

  夢亡現実
  釈迦一代の暗い夜を抱え
  泥土の中で
  眠れない手のひらは
  開いたまま充血する
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by gipsymania | 2008-03-15 18:33 | 建築

大丸心斎橋店を再訪

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 久しぶりに心斎橋に行く用事があり、また大丸を訪問しました。すでにこのブログで2回紹介しています。
http://gipsymania.exblog.jp/5153459/
http://gipsymania.exblog.jp/4680254/

 今回は昼食をとる機会があって、8階のレストラン街にも行ってみました。この季節には昨年と同様にイルミネーションが始まり、一層華やかな雰囲気になります。

大丸心斎橋店 1922(大正11)年/1924(大正13)年増築 /1932(昭和7)年増築/1933(昭和8)年増築
大阪市中央区心斎橋筋1-7-1
撮影 2007.11.17
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 今年はまだ御堂筋のイチョウの葉は緑です。
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 初めて訪れた8階のレストラン街。ここもアールデコ調のデザインが取り入れられていました。
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 昼間の大丸から、イルミネーション輝く夜の景色へ。↓
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 イルミネーションのデザインは去年と同じように見えます。
 時期的にはすこし早すぎました。銀杏の葉がしっかり残っているので、反対側の歩道からの視界はかなり遮られてしまいます。完全に落葉するクリスマス前がやはり見どころでしょう。

Pe's Poem 「まだきみは」c0094541_18302081.jpg
  

  ニゲルガカチ は
  孫子の兵法だったっけ
  君子の兵法だったっけ
  メインストリートのどまん中で
  車を乗り捨てるのは違反だよ
  スタスタ歩いて行かないでよ
  
  きみのわがままは
  突発的なわがままで
  ルールブックの隙間で眠る
  
  渋滞続きの
  代わりばえのしない季節の中で
  いつの間にか戻ってきていて
  出ていったことなんか知らん顔して
  行き先なんかどこにもなかったなんて
  そんな話しもしないで
  シートベルトを確かめたりする
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  どこまでもつづく
  渋滞道路はぬけ道がない
  地図も要らないから
  フロントガラスは何も映さない
  ──「こんやの月もきれいだね・・・」
  流行歌を口ずさむきみは
  旅のことなどすっかり忘れることがある
  
  向こうから
  キャタピラ付きのトラクター
  きみの想像ときみの期待を
  肩すかしに透かして
  バックミラーの中に消えていく
  眠るにはまだ早すぎる
  
  ニゲルガカチだったっけ
  ニゲタラマケだったっけ
  さっきから
  まだきみは考えている
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by gipsymania | 2007-11-18 18:35 | 建築

京都の駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)を内覧(その2)

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 駒井家住宅の続編です。今日はもう少し細かなところを見て行きます。

駒井家住宅(駒井卓・静江記念館)
旧 駒井卓邸 1927(昭和2)年
京都市指定文化財
京都市左京区北白川伊織町64
撮影 2006.5.21 & 2007. 7.7
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パンフレットにあった配置図。母屋と北に隣接する洗濯室が国の登録有形文化財に指定されています。
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 2階の寝室に不思議な歯車がありました。これをまわすと右の写真にある廊下に階段が降りてくる仕掛けになっていて(天井に切れ目が見える)、この階段で屋根裏部屋に上がれるようになっているそうです。
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 玄関を入ったところには靴磨きの道具を入れる隠し引き出し。
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 駒井博士愛用のキャスターの付いた移動式ラック。静子夫人が母校の神戸女学院にあったものを見て気に入って購入されたそうです。
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 ドイツ製のピアノ「RITMULLER」
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 居間の灯具。
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 ベイス(飾り壷)。
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 再び2階の寝室。
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 台所にある作り付けの食器棚。
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 2階の洗面所には小さな2連の縦長アーチ窓。1枚目の写真で、玄関の上に見える窓です。
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 この鏡のついた洗面道具入れは、因島の白滝山荘で見たものと同じです。
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洗面所にあった建具類。
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 寝室の引き上げ窓。c0094541_12574947.jpgc0094541_1258731.jpg 














クリスタルガラスのドアノブがいたるところに使われていますが、室外用は紫、室内用は透明と使い分けています。
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 東側の裏庭にある煉瓦の門。
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 本邸と同じく登録有形文化財の洗濯室。
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 通路に面した本邸側にあった焚き口。鋳鉄製です。
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 別棟の離れです。この建物はヴォーリズ設計ではありませんが、やはり母屋を意識した意匠になっています。
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 「その1」で煙突の再生工事中と書きましたが、古い煙突が保管してありました。現在詳細の調査中だそうです。鉄のアングルとフラットバーが補強材として入り、さらに写真の上の方には金網のラスを入れてモルタルで固めたように見えます。
 言い忘れましたが、大きな煙突があるので当然あると思った暖炉はありません。今のだるまストーブの排気管がつながっていただけらしいです。煙突は主として装飾目的だったようです。
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 西側正面玄関の煉瓦の上がり口を見ています。スペイン瓦を短く切ったような飾り縁が面白い。
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 この写真は昨年5月に銀月アパートメントの方から撮った駒井家住宅の遠景です。中に入ってみて分かりましたが、右奥が母屋、その手前が洗濯室と外壁。左側が離れですね。
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 やはり行ってよかったです。小ぶりながら、いや小ぶりだからこそ、ヴォーリズらしさが凝縮した住宅建築の傑作。時期的にも彼の最盛期の作品です。

Pe’s Poem  「風になる日」c0094541_1323143.jpg


  粉々になった からだ
  さーっと 優しく掬い上げ
  風の中で
  ぼくら きんぎんすなご
  舞い上がり 空を流れる
  
  チカチカときらめき
  キラキラと笑い
  フワフワと囁き
  うつらうつら
  ぼくら 美しい5月の朝になる
  
  ・・・わたしたち どこへいくの
  
  懐かしい声が 聞こえる
  空耳のように 聞こえる
  広い空のどこか
  はなればなれの光りの粒
  ぼくら 遠い響きになる
  
  なりそうで なれない 夢の途上で
  木々の先端で 葉っぱの上で
  すべる 揺れるc0094541_13283161.jpg
  宙づりのブランコで
  遊ぶ
  
  ぼくら 遊ぶ
  出会って 恋をして
  ケンカして 別れて 大きくなった
  どんどんどんどん 大きくなった
  風の中で 大きくなった
  
  風を吸って 風を吐いて
  風を吸って 風を吐いて
  大きくなって 割れた
  風船
  飛び散った 風船
  
  五色 七色 虹が立つ
  雨上がりの空
  絶妙のバランスで溶けあいながら
  ふたたび ぼくら
  一陣の 風になって
   
  ・・・つぎは あの橋わたっていく
 
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by gipsymania | 2007-07-14 13:32 | 建築

静岡市の旧マッケンジー邸 (その2)

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 旧マッケンジー邸の第2弾です。前回少し紹介しましたが、備え付けの家具や棚を配置してスペースを確保したり、ドアの真鍮製ノブに特注品を使うなど、細かい気配りがあちこちにうかがえます。
 
一日東京の滞在を延ばしたので、静岡に移動しても、まだゆったり時間があります。私たちが訪ねたときは、一組の先客がありましたが、すぐに私たち夫婦だけになり、建物の案内をして頂いた管理人の方も「ご自由に見てください」。 ということでじっくり見せていただきました。
 
 マントルピースや台所のアメリカ製調理器具、水洗式のトイレ、地下室にボイラーを設置したスチーム暖房などの近代的な設備も当時のままに保存されています。今回は居間や客室以外にある夫人が活躍した台所や、浴室などを主体に紹介します。

 右は入り口でもらったパンフレットです。マッケンジー氏は天体観測が趣味だったそうで、夫妻とも塔屋から見る星空を好み、この屋敷にペガサス座の星「ホーマム」アラビア語のHomamの愛称をつけていました。上にあるのは「ホーマム」からマッケンジーが出した招待状。


旧マッケンジー邸 1940(昭和15)年/1987(昭和62)年改修
登録有形文化財
施工 : 竹中工務店
静岡市駿河区高松2852
撮影 : 2007.5.3








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 庭にある「ホーマム」の碑とパンフレットの台所の絵。
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 配膳室、パントリーです。このように作り付けの棚や収納箱を配置するのがヴォーリズのやり方です。
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 パントリーの奥に台所があります。
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 昭和15年といえば戦争の足跡がすぐそこに聞こえるころ。当時は日本ではほとんど見かけない電化製品。乾燥機?洗濯機と電気冷蔵庫です。形からしてアメリカからの輸入品というのが分かります。
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 台所にあった見かけないもの。珈琲を挽くのか、肉を挽くのでしょうか?アンメーターは古いものですが日本製です。c0094541_2238393.jpgc0094541_2239433.jpg 
























機械式タイマーは日本製。温湿計は輸入品のようです。
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 灯具は部屋ごとに違いました。すべて当時のままかどうかは確認できませんでしたが、凝ったデザインですね。c0094541_22451931.jpgc0094541_22483718.jpgc0094541_22453963.jpg





















 ドアノブもそれぞれ違った形。
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 塔屋の階段踊り場には備え付けの長椅子があります。
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 裁縫室にある藤椅子が気に入りましたが、当時のものかどうかは分かりません。
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 外套掛けは木製でこれも古そうです。
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 食堂の柱の上部。
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 窓の開閉金具は昔のまま。
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 2階には浴室が2つ。いずれもバストイレ形式で、米国人の注文によって設計された、今で言うホテル形式です。ヴォーリズの建物は洋館ですが、和風との折衷が多いので、このようなまったくの洋風は珍しいのではないでしょうか。
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 これから水周りを見ます。輸入品が多いと思いますがクオリティの高いものが使われています。c0094541_2312459.jpgc0094541_2314773.jpgc0094541_2322083.jpg











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 もう一つの浴室。二つの浴室ともこの時代に水洗トイレですから、さすが米国人の住宅です。
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 どの部屋にも暖房用のラジエーターがあります。地下にボイラー室があり、戦前でありながら暖房と給湯ができるといううらやましい住宅です。
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 浴槽はどちらもブルーの陶器製。c0094541_2311098.jpgc0094541_23112579.jpgc0094541_23114785.jpg









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 ついつい触りたくなるような優れものばかり。
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 別棟にマッケンジー愛用のキャデラックが保管されています。
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 一方、夫人の遺産である幼稚園が隣に。新しそうですがこれもスパニッシュ・スタイルです。
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 2階の夫妻の寝室から見た相模湾駿河湾です。
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 居心地のいい住宅だったに違いありません。私自身ゆったりとした晴れやかな気分になれた素晴らしい建物です。いい状態で保存し一般開放してくれている静岡市に感謝します。


Pe's Poem 「 季節」
  言葉の狂いの
  厚さあるいは薄さに
  膨張する意識の
  高まりを距離とすれば
  像をたどる通路(かよいじ)は時間か
  
  そんな旅程のc0094541_0115169.jpg
  時折は鮮明さに縁どられて
  言葉を産み落とすたび
  内臓が傷つく
  
  見るからに儚い者たちの
  背信の荊棘
  ばら あざみ からたち
  などの花弁の
  透きとおるような比喩の
  裏側の
  仄白い闇を手探りに
  拾い集めた無為の片(かけら)を
  言葉の形にすることで
  傷みがうすれる
  
  というのは嘘
  嘘の中心で渦巻く花弁の
  いつまでも届かぬ止血作用に
  ただ
  表面張力の極まりののち
  溢れるにまかせて
  身ごもりつづけている
  
  そしていま
  新しい泉の湧く
  柔らかな土地の
  名前をもたぬ草花たちの傍(かたわら)をたずね
  産み落としてきた言葉を
  静かに眠らせる季(とき)
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by gipsymania | 2007-05-21 00:14 | 建築

熊本の九州学院高等学校 ブラウン・メモリアル・チャペル

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一度は行ってみたかった九州学院高校。ヴォーリズはここには他にも図書館と体育館(1931)を建てましたが既に現存せず、一番古い講堂兼礼拝堂のみが残っています。
 この建物は学院の設立者ブラウン博士を記念して建てられたものです。鉄筋コンクリート構造平屋建て。講堂ですが、西南学院博物館と同様に教会堂建築のスタイルをとり、講壇も設けられています。また、アーケード上部にアーチの高窓、側壁には二連の半円アーチ形の窓を設けています。 外壁は白い人造石で正面の意匠に特徴が見られます。

九州学院高等学校講堂兼礼拝堂(ブラウン・メモリアル・チャペル)
1925(大正14)年
登録有形文化財
熊本市大江5-2-1
撮影 : 2007.4.1





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 チャペルの前にある石版に建物の由来が書いてありました。
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 ヴォーリズらしい正面のファサード。
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 東のテニスコートから見た側面。思ったより長大です。
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 東面の2連アーチ窓。
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 東面の北側に庇をもった通用口があります。
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 通用口を正面から。
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 北が裏側です。地球儀のような丸窓が。
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 日曜日でしたが人気がなく、ほとんどの窓は閉まっていましたが、裏面の一箇所だけ開いていました。そこから中を。
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 西へ廻ってきました。こちらは木がたくさん。
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 西面の2連アーチ窓。
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 桜が満開です。惜しむらくは小雨模様の降ったりやんだりで、もう少し日の光があったらよかったです。
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 この建物の外部を見るのはほぼ自由だと思われます。北側は通りに面していて、門はいつも開いているようです。ただ内部は一般公開されていません。これから紹介する写真はルーテル久留米教会の水原牧師に送っていただいたものです。
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 歴史を感じる建物が非常にいい状態で今も使われてるのがわかります。

Pe's Poem 「花吹雪」

  ここまで来てくれなずむ
  どこまでもかすんで
  たち揺らぐばかりのc0094541_1314354.jpg
  やまざくら 
  あさぎざくら 
  ひかんざくら
  
  花闇のあわいに
  すい込まれそうになるのは
  風のせい
  身軽だから 空っぽだから
  それとも
  傾斜する道の
  行方を見ているから
  
  なだらかに
  過ぎていく時間を待ち
  なだらかに
  待つ人を過ぎて
  きのうの場所から
  ふたたび追いかけてみる
  という
  夢の
  青い影たち  c0094541_132127.jpg
  
  手のひらにあつめて
  風にのせる
  どこまでも
  遠くはなれて
  それでもついてくる
  花宴の記憶
  
  残りの酔い
  ざわざわと醒め
  ざわざわと波だち
  闇を呼び 闇を払い
  闇を重ね 闇を散らす
  行きまどい
  わからなくなる
  
  夕暮れに
  きみは ただ
  降りしきる
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by gipsymania | 2007-04-14 13:14 | 建築

ヴォーリズの煙突

 ヴォーリズの洋館は明治末期、大正から昭和初期にかけて建てられたでには煙突があるのが一般的です。つまり時代的に煙突の下には暖炉があったということになります。

 最近は新築の住宅に洋館が増えています。私自身が買うわけではありませんが、訳あって今年の初めにモデルルームを見に行ったとき、かなりの新築洋館に煙突が見えました。モデルルームの案内をしてくれた人に伺ったところ、これらは単なる飾りで、暖炉はありませんということでした。

 では古きよき時代の煙突をどうぞ。

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  ヴォーリズ記念館                               ひこね市民センター
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  旧近江八幡YMCA                             近江今津の前川邸
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 大津市の宮本邸                                 今津教会
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 近江八幡の村岡邸                               京都の賀茂川教会
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                      近江八幡の前田邸
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 ルーテル久留米教会                             八日市の加藤写真館
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 京都御幸町教会                               近江八幡の佐藤邸
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 近江八幡の諸川邸                             高崎記念館
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 神戸ゴルフ倶楽部                              神戸のフロインドリーブ
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                      神戸の六甲山荘  
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  安土郷土館                                  鳥居本の寺村邸
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 近江八幡の杉本邸                              ルーテル博多教会
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  神戸の小寺家三男邸                            旧ニップ邸
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 関西学院大学外国人住宅                          関西学院大学宗教センター
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 関西学院大学本部棟                             関西学院大学宗教センター
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 神戸のヒビヤ・フラワー・アカデミー                     東芝高輪倶楽部
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 大阪堺の近江岸邸                             近江八幡の日牟禮カフェ
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 神戸の小寺邸                                西宮の宮本邸
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 大津教会                                   須磨の室谷邸   

 Pe's Poem 「この地上」     
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 大きな川の畔に座って
 夕陽を見ていた
 それはゆっくりと
 たとえば
 わたしたちの
 最後の1日のように
 ためらいがちに落ちていった

 長い時間が流れ
 川が流れ
 わたしたちも
 やはり流れていた

 次第に見えなくなる
 風景の中で
 別れを告げるものたちの
 気配だけが満ちて
 ときおり
 忘れ物を思い出すかのように
 わたしたちは
 それぞれの深みに降りた

 明るみを残す
 川面が揺れ
 魚や鳥や草や花や
 眠りにつくものたちの
 かすかな焦燥の匂いを運んで
 風が渡るc0094541_11303343.jpg

 形を失うことは
 そんなに
 恐いことではない 
 地に伏し 溶けて
 浸透してゆく
 わたしの中のあなたも
 あなたの中のわたしも
 どこまでも
 希薄になっていける

 そうやって
 だれかれの区別なく
 溶け合うことが
 わたしたちの
 終わり方であり
 新しい始まりへの序奏

 消えてゆく光の向こうから
 一番星が現れ
 やがて
 悠久の夜の川を
 星たちが流れる
                
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by gipsymania | 2007-03-07 11:32 | 建築

米原市の醒井宿資料館

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 中仙道の醒ヶ井宿にヴォーリズの設計した建物があります。木造2階建ての洋風建物で、昭和48年まで醒井郵便局として使用されていました。現存の局舎は昭和9年(1934)外側をモルタル張りにして、玄関の位置や内部の間取りを変更したもので、登録有形文化財に指定されました。現在は資料館として建物の2階部分で江戸時代の醒井宿に関する古文書を展示。

醒井宿資料館
旧 醒井郵便局 1915(大正4)年/1934(昭和9)年改築/2001(平成13)年改修
登録有形文化財
滋賀県米原市醒井592
撮影 2007.1.27
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 郵便局は中山道に面して建っています。この先に旧醒ヶ井宿の本陣がありました。
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 正面は西向き。赤い郵便ポストが立っているのでわかり易い。
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 正面は中央部が張り出しています。
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 ネオクラシック風の意匠。醒井郵便局の文字が今も残っています。
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 正面裏を東から。
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 北の窓から。
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 中からエントランスを見たところ。
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 入ってすぐ左には木製の電話ボックス。
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 1階の展示室。
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 天井の照明器具取り付け部分の意匠は昔のまま残してあるそうです。
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 1階展示室にあるヴォーリズのパネル。
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 2階へ上がる階段。1階の見学は無料ですが、2階へ行くのは有料(200円/人)です。
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 2階の正面部分が出窓のようになっています。
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 出窓においてあった籐椅子。
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 2階は和室が3部屋ありました。
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 和室の間の欄間はあくまでも和風。
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 東側の資料展示室。
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 引き上げ窓の金具。
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 こちらはドアの金具。
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 2階の窓から正面ファサードの細かな細工がよくわかります。
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 ヴォーリズにしては急な階段を下りて。使い込んで中央部が磨り減っていますね。
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 エントランスポーチの庇の細工。
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Pe's Poem 「風とこたえて」
   
   ふっと離れた
   指を追うように
   落ちていった
   花びらの
   その
   ゆれる距離に
   たじろいだ
   キミは
   一本のばらを見つめながらc0094541_10353312.jpg
   空に吸い込まれてしまう
   
   ・・・ようなことなのね
   と 訊かれ
   トゲに触れ
   やっかいな赤い血を
   流すはずだった
   人差し指を見つめる
   その先に
   どんなキズが
   どんな痛みに
   続こうとしていたのか
   
   季節はずれの
   突風にゆれてc0094541_10355338.jpg
   咲き続けるばら
   そのばらというばらを
   払う仕事に
   追われていたはずの
   キミは
   やはり
   どこにもいなかったのだ
   こぼれそうな花びらをくぐり
   染まるはずだった
   
   外側から内側へ
   らせん状にc0094541_10412537.jpg
   狭くなる道に沿って
   たどりつけば
   見えるはずだった
   空は
   どこまでも
   深い
   キミの
   消失点
   どこにもいなかったのだ
   と こたえようとして
   そこから始まる
   キミの
   眩暈
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by gipsymania | 2007-02-15 10:45 | 建築