
稜水会館とひこね市民活動センターを見たあと、彦根城から延びるキャスルロードという昔ながらの街並みを残した通りを歩きました。キャスルロードの西の端まで来て、南に曲がり彦根駅に向かう途中に教会の尖塔が見えました。そちらに廻ってみるとヴォーリズらしい雰囲気が・・・写真を撮って後で調べると、戦後ですが、やはり彦根基督教会堂というヴォーリズ建築事務所の作品でした。
日本基督教団 彦根教会 (彦根基督教会堂) 1960(昭和35)年
滋賀県彦根市本町1-8-20
撮影 2006.10.8

1960年になると、すでにヴォーリズは療養中でしたから、本人がこの教会の設計に関与したわけではありません。しかし、このこじんまりした教会からヴォーリズを感じます。

煉瓦の階段とシンプルなエントランス・ポーチ。

北側の建物の隙間から見えた尖塔。この風景のおかげで見逃さずにすみました。