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近江八幡の日牟禮カフェ

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 近江八幡市の日牟禮八幡境内の一角に、お菓子のたねやが経営する日牟禮ヴィレッジがあります。その中にある日牟禮カフェは、忠田兵蔵邸として建てられたものを改修したスパニッシュ・スタイルの木造二階建。ヴォーリズ建築の原型を保ちながらいい状態に改修されていて素晴らしい。是非訪問されることをお勧めします。日牟禮ヴィレッジのHPは↓からどうぞ。
http://www.taneya.jp/himure/top.html

日牟禮カフェ
旧 忠田兵蔵邸 1936(昭和11)年/2003(平成15)年改修
滋賀県近江八幡市宮内町243日牟禮ヴィレッジ
撮影 2006.9.23
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 たねやのパンフレット。カフェには特別室が4部屋あって、手軽な値段で使えますのでヴォーリズ建築の内部を見ることができます。予約して行くのがいいでしょう。私たちは一番小さな3人部屋を予約して行きましたが、たまたま当日行った時間帯は他の部屋は空いていましたので、内部写真を気兼ねなく撮ることが出来ました。
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 西側にある門。たねや近江文庫という表札が。
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 南西の煉瓦塀は新しい。
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 南東の庭から見た日牟禮カフェ。建物の外観は改修されて、原型を留めながらも非常にきれいな状態です。
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 南から見たカフェの1階部分。
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 東から屋根を。赤瓦ですが日本瓦。
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 南の庭は一部オープンカフェです。
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 庭から。
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 南東から。
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 南東から建物の北側を見ています。
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 内部、入り口近くのロビーは一般の喫茶スペースです。
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 同じくロビーの一角にある喫茶スペース。
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 お菓子やさんですからお茶とケーキが定番。これらのケーキを全部食べたわけではありません。サンプルを見て選ぶようになっています。たねやの洋菓子ではバウムクーヘンが有名。実際食べてみましたがおいしいです。
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 1階の広めの個室。内部も当時の雰囲気がそのまま感じられるようです。
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 照明も雰囲気があります。
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 アングルを変えて。
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 南に庭があるので窓から光が差し込み部屋は明るいです。
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 別の窓。
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 こちらは2階の大きな部屋。
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 もう一つ窓を。
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 1階にあった小部屋の中。ここは喫茶室ではないようです。
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 私たちの入った部屋から庭を。
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 これも1階の部屋。
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 暖炉。
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 もう一つ窓から。窓越しに庭の噴水が写っています。
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 2階の部屋にあった目隠し板。
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 1階の廊下と階段。
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 2階の個室の一つはこのような和室でした。
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 灯具も和風です。
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 再び外に出て西面の一部を。
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 煉瓦塀越しに。
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 南西から。
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 西側。
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 裏側1階の一部。
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 2階和室から庭を。
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 南西面をもう一度。
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 個室のカーテンレール。近江八幡の日牟禮カフェ_c0094541_1515104.jpg


Pe's Poem 「砂の中」
  曇った窓に一文字ひけば
  ひとしずく流れて人差し指が透き徹ってゆく
  その先に貼りついた新月
  鎌の切っ先に宙づりの寓話が見えかくれ
  「何が見える?」
  
  沈む建物 沈む街路樹 沈む・・・・
  廃虚の都市の果てに広がる砂丘
  旅人はひとり或はふたり
  どちらにしても拡散してゆくもの達の近江八幡の日牟禮カフェ_c0094541_1519638.jpg 
  粘着力を放棄した道行き
  
  足跡は崩れる砂に消え 
  前後左右の拒絶の中で
  振り返ることの意味と無意味が
  前進することの意味と無意味が
  さらさらと触れ合う

  舌の根の乾かぬうちにと
  埋もれた足を踏み出せば
  捲きあがる砂埃り
  千切れた言葉の砂嵐
  目に耳に口に侵入する
  
  膨れてゆく意識
  翳んでゆく身体
  横たわれば砂粒のひしめきに刺されて
  沈んでゆくひとり或はふたり
  連なる砂丘近江八幡の日牟禮カフェ_c0094541_1519248.jpg
  連なる砂 砂 砂
  
  砂の中から差し出された手
  窓ガラスに息を吹きかけると
  月が消えた
  振り返って応える
  
  「見えたのは闇ばかり」
  明かりの乏しい旧式電灯の下で
  交差する視線もおぼつかないわたし達
  せめて指をからめて
  寓話のつづきを
by gipsymania | 2007-01-03 15:23 | 建築


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