福岡の西南学院大学博物館(ドージャー記念館)内部写真

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 昨年の夏にも訪問しましたが、お盆と正月は休館日で中が見れませんでした。今回は事情により正月ではなく成人の日の連休を挟んで帰省しましたので、中を見ることが出来ました。
 この写真は大学の2007年度の入学案内の表紙にあったものです。ジョージアン・コロニアル・スタイルの三階建て煉瓦造り。
 前回撮った外回りの写真は↓からどうぞ。
http://gipsymania.exblog.jp/4474478/
 なお、このブログで「建物の位置が変わったようだ」と書きましたが、今回、窓口で同じ位置にあることを確認しました。

西南学院大学博物館 (ドージャー記念館)
旧 西南学院中学校・高等学校講堂 1921(大正10)年/2005(平成17)年改修
福岡市指定有形文化財
福岡市早良区西新6-2-92
撮影 2007.1.6
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 一階の廊下。内部は一貫して床から立ち上がる黒い木製の腰板と、その上部から天井まで白い漆喰の組み合わせ。非常に落ち着いた印象を受けます。
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 一階に小部屋があり、創立者の C.K.ドージャー氏の記念室になっています。
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 ドージャー記念室の中にある愛用のピアノ。
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 一階の広間は展示室。ユダヤ教、キリスト教関係の資料やドージャー氏の遺品が展示されています。c0094541_150254.jpgc0094541_1502353.jpg
















 展示室内部にガラスの窓があり建物のレンガが見えるようになっています。説明書によると、長手と小口を上下一段おきに交互に積み上げるイギリス積みを一部変形したオランダ積みだそうです。
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 二階に上がる階段。段板は塩地という落葉広葉樹が使われていて、段板の左右が凹んでいるのは、長年使われたため磨り減ったのです。
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 講堂は2・3階の吹き抜け構造。正面の講壇は三芯アーチという、通常のアーチより緩やかな曲線を描いています。
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 講壇側から背面を。講堂に入ったら油のような匂いがします。私が通っていたころと同じ匂いです。当時は床に油をひいてその匂いがするのかと思っていましたが、説明書を見ると防音の目的でコークスが床板の間に挟みこんであるためと判明。
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 二階の北側の窓。
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 三階のギャラリー張り出し部は太くて黒い八角の柱が支えています。
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 講壇はステージが曲線状に一段高く張り出す、プロセニアム。ステージ形式というそうです。
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 こちらは南側の窓。
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 講堂入り口を中から。
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 二階から三階への階段と踊り場。
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 三階への入り口。
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 三階から講堂正面を。
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 三階から見た南の窓。
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 三階から二階に並ぶ長椅子群を見ています。これらの長椅子は約3.5メートル長さの一枚板で出来ており、大変貴重なもの。
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 三階の背面。
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 三階部分はギャラリーといわれる張り出しで、私が通ったころはここにも長椅子が並んでいました。
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 三階にも講壇側に一部長椅子が残してありました。
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Pe's Poem 「寒夜」


  遠くのほうで
  家屋の解体が始まる
  これほど隔たった場所では
  土埃りひとつ
  黴くさい匂いひとつ
  届きはしない
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  水を飲み干す男の
  喉を伝う水滴
  散りもせずに落ちてくる
  
  イリュージョン
  引き倒された大黒柱の上に
  散乱する屋根瓦
  あきれるほど多くの堆積されたもの
  
  かつて
  確かに息づいていたものがc0094541_15425634.jpg
  年月を経て無機に化す
  その過程が
  距離のフィルターを通して
  網膜に届く
  
  男は旅立つところだ
  振り返らない
  高坏はひび割れて
  濡れた砂も乾いて
  鳴っているのは風ばかり
  
  既に
  遠い昔c0094541_15432644.jpg
  砂嵐に埋もれてしまった家屋
  <砧を打つ>スタイルを
  封じ込めたまま
  その重さに朽ちた家屋
  -----ストップ! 巻き戻して
  巻き戻してもう一度-----
  
  きしむのは
  寒いから
  何もない誰もいない
  夜だからc0094541_15434768.jpg
  崩壊のとき
  風は
  からだの深奥で渦巻いている
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by gipsymania | 2007-01-15 15:29 | 建築


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