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京都のバザール・カフェ

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同志社大学の近くにあるバザール・カフェ。同志社ゆかりの宣教師B.F.シャイブリーの住宅でした。

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旧 B.F. シャイブリー邸 1919(大正8)年
京都市上京区岡松町258
撮影 2006.5.4 & 6.24

 あるホームページの引用です。「旧シャイブリー邸を改装したこの建物は、キリスト教の牧師会館として、多くの人に開かれきた。1999年9月からは、バザール・カフェとして、木・金・土曜日の3日間、日替わりで、いろんな国のシェフたちが自国の料理に腕をふるっている。アートな人や、NPOや市民が集まってくる魅力的な空間だ。」




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 最初に行ったのは日曜日だったので扉が閉まっていました。あらかじめ存在を知らなければ普通の民家と思って通り過ぎてしまいそうです。是非、木・金・土のいずれかに行くことをお勧めします。
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 日曜日はこんな感じで普通の家ですね。
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 同志社大学から烏丸通を渡って路地を西に向かうと、ヴォーリズらしい屋根と煙突が見えてきます。
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 そしてヴォーリズの建物でよく見られる煉瓦を使った門と建物があります。山形政昭教授の「ヴォーリズの西洋館」に築当時の写真が載っていますが、現在の姿とはかなり違って見えます。東側につながった部分が取り壊されて、西側だけが残っているように見えます。また正面の窓はアルミサッシになっていて現代のニーズに合わせて、改築しながら使われてきたのでしょう。
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 中には感じのいい暖炉があります。
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 この西面の窓は当時のままのようです。
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 「留学生御一行さま」という予約席が。アジア系の学生さんが集まるようです。料理もエスニック系です。中は禁煙ですがアルコールもあります。
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 庭はオープンカフェになっていて椅子や地面に座って食事をする若者で一杯でした。
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 裏側(南面)はこういう感じです。
# by gipsymania | 2006-08-27 17:55 | 建築

神戸御影のセブンハーツ

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 阪急御影駅から北へ上って行きます。本当はこの近くにあるという小寺邸を探しに出かけましたが、この日は見つからず、気になったこの建物を撮ってきました。神戸御影のセブンハーツ_c0094541_853829.jpg後で調べるとやっぱりヴォーリズの建物でした。小寺邸を見つけたのはその3ヶ月後でした。それはまた後で。
 (追記)2006年11月11日、御影に用事があったので、もう一度行きました。今度は建物の中も見せてもらいました。そのとき伺った話を元にデータを変更。さらにセブンハーツの西側の建物(前から気になっていたスパニッシュ・スタイルの洋館)が小寺氏三男が使っていた住宅とお聞きしました。これも撮ってきましたので、後日アップします。また乾邸も下のほうでアップしました

㈱セブンハーツ
旧小寺敬三氏の借家 1938(昭和13)年
神戸市東灘区住吉山手4-9-14
撮影 2006.4.22, 7.30 & 11.11
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 セブンハーツは輸入家具の販売をやっていて、ここがショールームです。
http://www.sevenhearts.co.jp/
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 本邸と同じくスパニッシュ・スタイル。本当に見事に維持されています。
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 正面から見ました。ヴォーリズの特徴がよく出ています。
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 ショールームなので中を見ることが出来るようですが、まだ入ったことはありません。いつかもう一度行きたいな。
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 建設年度がよく分かりませんが、本邸と同時期なのでしょうか?それにしてもこんな建物を見たらヴォーリズを追いかけたくなるのは当然だと・・・(^_^)

 内部の写真
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 まず目に付く階段。全体的に内部は木を使った、やさしい造りでした。
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 階段をもう一つ。
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 スペイン家具のショールームに使われています。上質の木製家具と建物がよくマッチしてます。
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別の部屋です。
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 もう一つ別の部屋。
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 2階の踊り場です。
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 撮っていなかった南面。

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 当時のままの調度品が残っています。建物の外壁がきれいな状態なので、何度か塗りなおしをiしたのかと思いましたが、これも最初のまま。ちなみに塀の塗装はやりかえたそうですが、こちらの痛みのほうがが早いとか。昔の職人さんの腕がよかったわけです。

 「おまけ」

 ところで近くには渡辺節設計の乾邸があります。1936(昭和11)年築のすばらしい洋館で、ナショナルトラストの「アメニティ2000協会」により管理されています。ヴォーリズの六甲山荘も同じく管理されており、それぞれ内覧会が開催されます。一見の価値があります。

乾新兵衛邸 1936(昭和11)年
設計 渡辺節
神戸市東灘区住吉山手5
撮影 2006.4.22 & 11.11
http://homepage3.nifty.com/amenity2000/newpage105.html
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 今回、セブンハーツの帰りに乾邸を廻ってみました。(2006.11.11)
内覧会のはずはないのに門が開いていました。入ってみると生け花の展覧会が行われていました。入場無料。当然、花も見ますが、建物の中も見れる。ラッキー!(^^)
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 門の中に入らないと見えない南面。すごい邸宅。
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 東面の窓。以下、ひたすら内部をお見せします。展覧会の生け花が、それこそ花を添えていました。
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 庭にはこんな手洗い場がありました。

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# by gipsymania | 2006-08-27 12:23 | 建築