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同志社大学アーモスト館管理棟

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以前から気になっていた同志社のアーモスト館そばの建物。
 いかにもヴォーリズらしいので↓のアーモスト館のブログでも問題提起しました。
http://gipsymania.exblog.jp/4912096

 それが最近買った「近代建築散歩 京都・大阪・神戸編」で疑問が氷解。やはりヴォーリズ設計だったそうです。(喜)
 アーモスト館と同時期の完工。もっと写真を撮っておけばよかったなぁ。

同志社大学アーモスト館管理棟 1932ころ
施工 : 清水組?
京都市上京区今出川通烏丸東入ル玄武町
撮影 : 2006.6.24
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by gipsymania | 2007-12-09 23:32 | 建築

同志社 アーモスト館

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 新島襄の米国での母校アーモスト大学との友好関係から建てられた学生寮。今出川東キャンパスの相国寺通り北側にあります。マンサード(腰折れ)屋根を戴いた鉄筋コンクリート2階建てですが,壁体は、他の同志社の建築物に合わせて煉瓦を積んでいます。外観はジョージアン・コロニアル・スタイルで、ヴォーリズの傑作の一つです。アーモスト館は現在も男女を受け入れる学生寮です。

同志社 アーモスト館 1932(昭和7)年
登録有形文化財
京都市上京区今出川通寺町西入
撮影 2006.6.24
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 相国寺通りの入り口。
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 ドマー・ウインドウと呼ばれる屋根窓と煙突が見えます。煙突は全部で4本。
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 北面です。マンサード屋根に2本の煙突。
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 相国寺通り側から見た北面。
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 エントランスは西と北にありました。学生寮なので中には入れないかと思っていましたが、この北側のエントランスで呼び鈴を押すと、若い女性が対応してくれました。「本当は中を案内したいのですが、今から出かけるので自由にご覧ください。」という予想外のうれしい言葉。幸運でした。中に入ると誰もいません。どうもこの日は偶然にも共通部分の掃除の日だったようで、寮生は全員外出中でした。廊下に大型の床掃除機がありました。
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 西側中央のエントランス。
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 同じエントランスを内部から。
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 素晴らしい階段とシャンデリア。
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 美しいのでアングルを変えて。
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 1階の社交室、いわゆる談話室。かなり広い、寮生の語らいの場です。社交室のインテリアには女性的な華やかさを有するアダム・スタイルを用いています
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 同じ談話室。アーモスト館の家具や調度品の多くは、当時米国に特別注文したそうです。半円形をしたテーブルが珍しい。
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 社交室の東面。ゆったりして贅沢な談話室ですね。こういう寮で学生生活を過ごせるのはうらやましい。男女寮という意味でもです。(^^)
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 社交室の花です。
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 社交室の南側はサンルームでした。西を見ています。
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 サンルームから南を見ています。向こうに見える赤レンガは啓明館。
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 2階にあがってみました。これは洗面所。寮室は2階に16室あるそうすが、勿論そっちの方へは踏み込んではおりません。ちなみに同志社大学のホームページでは、全室一人部屋で、夕食付、寮費9、800円/月、自治費1,500円/月とか。安いのでは?
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 ベランダにも出てみました。
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ベランダのバラスタレイドといわれる瓶子形の手摺子。木製でした。
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 ベランダをアングルを変えて。
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 ベランダからドーマー・ウインドウを近接撮影してみました。残念ながら逆光。
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 外に出てアーモスト館の東側部分を。サンルームと2階のベランダが見えます。

同志社 宣教師館? 1938(昭和13)年?
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 アーモスト館の北隣に平屋の建物があります。このときも気になって撮影したのですが、ヴォーリズの同志社での作品については、これまで紹介した4棟しか現存していないと思っていました。実際にヴォーリズ関係の本を読んでも、インターネットで検索しても見あたりません。同志社大学のキャンパスマップにも、この建物は出てきません。ただし、ヴォーリズの建築リストでは、1938年に同志社宣教師館を設計したのは間違いありません。今、アーモスト館の写真を整理していて、あらためてこの建物は宣教師館ではないかと思うようになりました。
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 アップで見てください。どう見てもヴォーリズ。もう少し現場で追求すればよかったと思います。どなたかこの建物についてご存知の方は教えてください。

ヴォーリズの同志社校歌 : Doshisha College Song同志社 アーモスト館_c0094541_14132435.jpg

Words by W.M. Vories
Music by Carl Wilhelm

One purpose, Doshisha, thy name
Doth signify one lofty aim;
To train thy sons in heart and hand
To live for God and Native Land.
Dear Alma Mater, sons of thine
Shall be as branches to the vine;
Tho' through the world we wander far and wide,
Still in our hearts thy precepts shall abide!

We came to Doshisha to find
The broader culture of the mind;
We tarried here to learn anew
The value of a purpose true;
Dear Alma Mater, ours the part
To face the future staunch of heart,
Since thou hast taught us with high aim to stand
For God, for Doshisha, and Native Land!

When war clouds bring their dark alarms.
Ten thousand patriots rush to arms,
But we would through long years of peace
Our Country's name and fame increase.
Dear Alma Mater, sons of thine
Will hold their lives a trust divine
Steadfast in purpose we will ever stand
by gipsymania | 2006-11-08 13:39 | 建築

同志社 啓明館

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 同志社今出川キャンパス東側の相国寺通りに面したところにある大きな煉瓦造りの建物です。ヴォーリズの同志社での最初の建築が旧図書館。その後続いて建てられた本館と合体して女子部を含めた大学図書館(現在啓明館)になりました。図書館は4階建て、本館は5階建ての大きな建築物ですが、意匠的に地味なこともあり、同志社の歴史的建築物としてはあまり注目されていないようです。
 というのも、同志社のヴォーリズ建築では、その後に竣工したアーモスト館があまりにも有名で素晴らしいからということもあります。

同志社 啓明館
旧 図書館 1915(大正4)年、 旧図書館本館 1920(大正9)年
京都市上京区今出川通寺町西入
撮影 2006.5.14 & 6.24
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 向かって左が旧図書館。昔の写真を見ると、左右対称の切妻形でしたが、本館増設のときに一部削り取られたような形状をしています。右は本館。
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 南にあるエントランス。
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 エントランスの近くにあった定礎。AD 1918が見えます。本館の基礎を打った年です。
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 中へ入ります。階段手すりの柱には葡萄の彫刻が。軽井沢彫りを思い出します。
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 暗めの落ち着いた雰囲気です。差し込む光が印象的。
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 アーチ窓。
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 同じく階段と丸窓。
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 丸窓。
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 踊り場の窓は床面まで伸びていました。
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 北側にはもう一つ高い建物が続きます。これも本館増設のときに建てられたのでしょうか。
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 一方、東側、同志社女子大に向かって、高い建物が続きます。あまり話題にならないのが不思議なほど立派な建築物です。
by gipsymania | 2006-11-07 11:47 | 建築

同志社 新島遺品庫

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 東キャンパスの西南にある新島遺品庫。新島襄の没後50周年を記念して立てられました。煉瓦造り平屋の小さな建物。ごらんのようにこれもヴォーリズを感じさせるものはありませんが、この建物が同志社における最後の作品です。

同志社 新島遺品庫
旧 図書貴重品庫 1942(昭和17)年
京都市上京区今出川通寺町西入
撮影 2006.5.14 & 6.24
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 由来を書いたプレートが埋め込んであります。正確には「新島先生遺品庫」なのですね。
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 少しアングルを変えて。左向こうに見える建物はヴォーリズの啓明館。
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 西面。普通の切妻のシンプルな建物です。

「おまけ」
 
同志社女子大学のジェームズ館と栄光館は「レトロな建物を訪ねて」に移動しました。2008.6.23
by gipsymania | 2006-11-06 14:06 | 建築

同志社大学 致遠館

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 同志社は明治8年に新島襄により創立された、同志社大学 致遠館_c0094541_949744.jpg歴史のあるミッション・スクールです。同志社の今出川キャンパスは京都御所の北に隣接。京都の中央に広大なキャンパスを持ち、御所の門から北の相国寺に向かう相国寺通りで東西に分割されています。西側には同志社大学と中学、東側は同志社女子大と同志社との共通建築が配置されています。

 同志社でのヴォーリズの作品は西に致遠館、東部分に南から新島遺品庫、啓明館、アーモスト館の計4棟。この致遠館は唯一西側に位置する建物です。

同志社大学 致遠館 1916(大正5)年
京都市上京区今出川通烏丸東入玄武町601
撮影 2006.5.14 & 6.24

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 南側です。ご覧のように煉瓦造りであっても、ヴォーリズらしい特徴は感じません。これはヴォーリズが設計を受けたときには、後述する明治時代のそうそうたる煉瓦建築が林立していたためで、周囲との協調を意識したと思われます。
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 西側のエントランス。
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 北側の中央のエントランスポーチ。ようやくヴォーリズを感じます。
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 中の階段。
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 階段を下から。
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 最後にもう一度北面です。

「おまけ」

同志社には文明開化の時代、明治中期の赤レンガ建築があり、重要文化財に指定されています。これらの西側キャンパスの建築群を西側にある建物から紹介します。なにしろ有形文化財ではなく、重要文化財!

同志社大学彰栄館 1884(明治17)年
設計 D.C.グリーン
重要文化財
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 同志社の最初の煉瓦造りの校舎。京都市内に現存する最古の煉瓦建築物です。
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 中央正面の時計台と鐘塔を持った塔屋に特徴があります。時計機械(これも重要文化財)が取り付けられたのは1887(明治20)年。
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 1979(昭和54)年に重要文化財に指定。その翌年から改修工事に着工し1981(昭和56)年に完成。

同志社礼拝堂(チャペル) 1886(明治19)年
設計 D.C.グリーン
重要文化財
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 彰栄館に続いて建てられた煉瓦造り建築。これも日本に現存するプロテスタントの煉瓦チャペルとしては最古です。1963(昭和38)年に重要文化財指定。1987(昭和62)年から改修工事を行い、1990年完成。
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 尖りアーチ窓の木枠に色ガラスのステンドグラスと煙突。西面です。
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 窓をアップで。
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 アングルを変えてみます。
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 結婚式に出くわしました。これこそ「お幸せに~!」。
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 参列者は若者が大半でした。この礼拝堂はアメリカン・ゴシック様式といわれるシンプルな建物です。

同志社大学ハリス理化学館 1890(明治23)年
設計 A.N.ハンセル
重要文化財
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 アメリカ人J.N.ハリス氏の寄付によって建てられました。
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 グリーン設計がアメリカン・ゴシックであるのに対し、この理化学館の煉瓦積み方式はイギリス・ゴシックだそうです。
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 理化学館は展示場が2階にあり、新島襄ゆかりの品物が展示されています。入場自由です。写真はエントランスを中から撮ったものです。
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 1979(昭和54)年に重要文化財指定。1977(昭和52)年から改修工事を行い、1978(昭和53)年に完成。

同志社大学クラーク記念館1894(明治27)年
設計 R.ゼール
重要文化財
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 ドイツ人ゼールの設計。印象的な尖塔があるドイツ復古様式のランドマーク的な建物で、1979(昭和54)年に重要文化財指定を受けました。2003年から修復工事が行われており、2008年までかかるとか。ということで建物全体がシートに覆われて撮影できません。その代わりにハリス理化学館の展示場でもらった「同志社の文化財建築物」というパンフレットの写真を借用します。


同志社大学有終館 1887(明治20)年
設計 D.C.グリーン
重要文化財
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 同志社初代の図書館で、当初は書籍館と呼ばれていました。ヴォーリズ建築の図書館(今の啓明館)が建ってその役割を終え、今は事務室として使われています。
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 エントランス。
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 1928(昭和3)年に失火のため内部が焼失しましたが、武田五一らの助言により煉瓦壁の内側に鉄筋コンクリート壁の補強を施して、外形を残したそうです。1979(昭和54)年に重要文化財に指定されました。
by gipsymania | 2006-11-05 10:27 | 建築